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薔薇-3 [Lento 14,薔薇]

「どう? 真っ白な一輪挿しに真紅の薔薇一本。」
「う~ん、素敵ですね、これだと薔薇の赤がさらに引き立ちますよね。」

真紀はLentoお花係の顧問的な立場になっていた。
自分で活けることもあるのだが今は後輩たちに花を綺麗に飾るポイントを教えていることが多い。

「この薔薇を見てると真子姫さまの舞台を思い出しますよ~、すごく素敵だったなぁ~。」
「そうか、有里ちゃんもあの舞台見たんだ。」
「はい、私よりいっこ上なだけなのに、すごく大人の女性って感じで、憧れてるんです。」
「確かにそうね、元々美人系の子だけど…、この一年でずいぶん大人びたわね、私の方が年上なのに舞台とかで一緒に写ってる写真みると…。」
「真紀さんも、真子さんとはタイプは違うけど美人で、私の憧れの人ですよ。」
「ふふ、おだてても何も出ないわよ。」
「えっ、本心ですって。」
「はは、あっ、そう言えば、真子ちゃんが言ってた言葉を思い出したわ。」
「なんて?」
「Lentoでまだ有里ちゃんと同じように、ホールの仕事をしてた頃ね。」
「うんうん。」
「私は、ここで演じているんです、って。」
「えっ、どういうことなんです?」
「働いているというより、この空間の中で、素敵にホールの仕事をしている人を『演じてる』って感覚だったと思うわ。」
「は~、やっぱ凡人の私にはついて行けない世界なんですね…。」
「あっ、もしかすると…。」
「何なんです?」
「真子ちゃんは、真紅の薔薇の似合う大人の女性を演じ続けてきたのかも。」
「あ~、ますます憧れちゃう、でも素顔は…?」
「和音ちゃんとか、川野さんとかしか知らないのかもね。」
「う~ん、ミステリアスだ~。」


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