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演奏旅行-9 [Lento 11,演奏旅行]

この日、一番時間をとったのは始めに即興で演奏した曲に関してだ。
古城、というタイトルで本番でも即興的な演奏と決まった。
和音が。
「もっとこのお城のことを知りたくなったわ、どんな歴史があるのかしら?」
それをきっかけに花組たちが動く。
祥子は管理人から色々聞き出す。
他のメンバーたちはあちこち歩き回って色々な発見をしていく、きれいな物、歴史を感じさせる物…。
マンシュタイン達もそんな探索を楽しんだ。

茂根はひたすらスケッチしていた。

そして演奏会本番、観客達を迎えたのは、この城が築かれた頃の華やかな舞踏会をイメージした大きな油絵だった。
茂根が実に短い時間で仕上げた作品だ。

演奏会本番前日のこと。
「すごい、もう完成したの、油絵って簡単に短期間で描けるものじゃないと思っていたわ。」
美帆の言葉に茂根が返す。
「描き始める時に頭の中で絵が完成してる時は一気に描ききった方が良いんです。
迷いながら時間をかけて描いた物は勢いがなくて結局やめちゃうこともあります。」
「ふ~ん、あれ? 絵の中の人物って?」
「風組、花組中心に、美帆さんはどこにいるかわかりますか?」
「あっ! 私も絵の中に…、不思議な気分ね。
お~い、直美!」
「どうしたの。」
「この絵を見て。」
「ふ~ん、じやあ明日の花組はこの線で行きましょう、ただ和服でという注文もあるから途中で着替えなくちゃね。」
「和服が先よね?」
「うん、そうしないと、私達が和音ちゃんの演奏楽しめないからね、祥子と相談してくるわ。」
直美を見送って茂根が問う。
「そんな感じでプログラムが変わっていくのですか?」
「当たり前でしょ、私たちも姫様の演奏を少しでも多く聴いていたいからね。」
「う~ん。」


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