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演奏旅行-7 [Lento 11,演奏旅行]

和音の家族がザルツブルグに到着したのは二月の中頃のこと、世界的バイオリニスト、クラウス マンシュタインとの共演に合わせてだ。
しばらくして花組のメンバーが気付く、彼らが茂根と話してることが多いということに。

桜子が。
「あの~、和音より茂根くんと話していることが多い様な気がするんですけど。」
和音の父、和夫に問いかける。
「えっ、あっ、そうかな、和音が絶好調なのはピアノ聴いていればわかるからね。
茂根くんは私の友達みたいなものだし。」
「えっ? そんな感覚なんですか?」
「何か変かな?」
「いえ、そんなことないですけど。」
「私は弟みたいに感じたり息子みたいに思ったりしてるわね。」
和音の母、紗枝子が続ける。
「お兄ちゃんの描く、お姉ちゃんの絵、私は大好き。」
と、妹の絵美。
「なるほど、和音ちゃんの一家は揃って茂根くんのファンなわけね。」
「もちろんさ、それに彼のご両親も農家を営んでみえる素朴な、感じの良い人たちだよ。」
「えっ、もうそんなに話が進んでるんですか?」
「正直、茂根くん抜きで今の和音はないと思ってるから。
ステージでの余裕はすべて茂根くんに寄るところだから、親としては嫉妬してるけどね。」
「そんな風には感じてませんでした。」
「和音はもともと繊細な子でね、大ホールでの演奏会なんて考えてもいなかったけど、彼が裏で支えていてね。」
「ほんと、茂根くんと付き合い始めてからずいぶん変わったわね、すごく余裕ができたみたいで、演奏もね。」
「あっ、そんな視点で見てませんでした。
う~ん、確かに、今思い起こせば、花と妖精がLentoで演奏された後、和音ちゃんのピアノが一段と良くなった気もします。」


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