So-net無料ブログ作成
前の10件 | -

お祭り-03 [シトワイヤン-17]

愛華さんと万里の話を沢山したから何時も以上に気分良く会議へ望めた。
特に何かを決める会議ではなく、皆さんからの報告や気付いた事を聞くのがメイン、堅苦しい会ではない。
先にゴミ焼却場などの話を済ませ、話題は市民祭に。

「設備は安全面に問題の無い様、計画段階からチェックをして貰っています。
設営が始まったら消防団が火器を使う所を中心に安全確認作業を行いますが、運営に係わるスタッフ全員、小学生から老人クラブまで気付いた事が有れば些細な事でも教えて欲しいとお願いして有ります。」
「はい、高校生以下に関しまして確認しました、市民祭期間中は安全確認を怠らない様、声掛けをして行きます。」
「毎年の事だからと気が緩まない様に、安全確認は大勢の目でお願いします。
ログハウス村のチェーンソーを使うイベントとかは注意する人も多いと思うのですが、昨年は神社の祭礼に予想をはるかに上回る来場者が有っての混乱、油断大敵です。」
「でしたね、智里ちゃん、今年も万里ちゃん舞ってくれるの?」
「はい、神社の方は五年生に任せまして、観客が多くても良い様にイベント広場の方で時間を作りました。」
「小さかった頃の智里ちゃんの舞も良かったよ、姉妹で舞うということは考えてないの?」
「はは、私は万里の舞を見て幸せに浸っていたいです。」
「今一つ読めないのが神社での舞を見に来る来場者数なんですよ、昨年は明らかに万里ちゃん目当てだったじゃないですか、対策はして有るのですが。」
「多過ぎる時は入場制限してイベント広場へ誘導なんでしょ、神事なんてことを気にしてる人は少ないから大丈夫なんだけど、イベント広場を宣伝し過ぎると、神社の方が寂しくなり兼ねないわね。」
「まあ、儂らは見物に行くし、五年生達は親戚が見に来てくれるぐらいが良いみたいだよ、間違っても万里ちゃんと比べない様に気を付けてやれな。」
「子ども達には舞の練習を頑張ったと褒めて有ります、出来栄えは二の次ですし、彼らにとって万里ちゃんは別格ですから大丈夫でしょう、なあ智里ちゃん。」
「はい、小中学生は少し転校生が増えただけで特に問題は無さそうです。」
「問題は新規の団体かな?」
「苗川高校生部会は、先輩方が積極的に手伝ってくれそうです。
大まかな人員配置をしていますが、状況に応じて真っ先に動くチームと考えて下さい。」
「それは頼もしいね。」
「苗川での就職を考えている人も少なくないのです、苗川の目指しているものに憧れてその一員になりたいという人も。
すでに染まってる人が多くて皆さん格好良いのですよ。
バイトの時に、同じ価値観の人に囲まれ少しずつ変われて、それが他でも自然に出せる様になり、自分って自分が思ってたより良い奴なのだと気付かされたそうです。」
「俺もそうだったな、まあ、俺達は凡人なのだが…、なあ、智里ちゃん達はこのまま聖人君子とかになって行くのか?」
「それはないですよ、最近の私は反抗期みたいですし、万里はイタズラもするのですよ。」
「どんなイタズラを?」
「伊藤さん、最近、片付けようと思っていた古紙が、トイレから戻ったら無くなっていたなんて経験有りませんでしたか。」
「あっ、離れていたのは大した時間じゃなかったし、周りの皆は自分の作業を普通にしていて、狐につままれた気分…、儂が耄碌した訳ではなかったのか…。」
「あの場にいた子ども達が犯人なのです。」
「子ども達は、お茶を入れてくれたり、何時も通り優しかったから訊くに聞けなかった…。」
「イタズラも格好良くなのか。」
「まあ、腰の調子が少し悪かったのを見抜かれていたのかも知れない、そういう子達だよ。」
nice!(10)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

お祭り-02 [シトワイヤン-17]

本間市長のお宅では、月イチのペースで市長のブレーンが集まり情報交換会を開いている。
早めに行って準備の手伝いをするのは何時もの事なのだが…。

「こんにちは~、あれっ、奥さん、今日は早いのですね。」
「ええ、智里ちゃんこんにちは、今日は愛華さん達が手伝って下さって準備は大丈夫なのよ。」
「えっ、あの愛華さんですか?」
「初対面なのでしょ?」
「ええ、小学校へは時々顔を出されているそうですが、私はタイミングが悪くてお会いしたこと無かったのです。」
「じゃあ、紹介するから二階へ行きましょう。」
「はい。」

挨拶を済ませ。

「万里ちゃんが高校生になるとこんな素敵な御嬢さんになるのね。」
「いえいえ、万里はもっと美人になります、姉の私が言うのですから間違い有りません、私が六年生の時よりうんと美人なのですよ。」
「ふふ、あの美少女がどう成長して行くのか楽しみだわ。
それでね、小学生の頃からスタッフとして頑張って来た智里さんと、小学校では校長以上に尊敬されてるという万里ちゃんは、今年のお祭り、主に観客目線で動くのでしょ。」
「はい、私は少し挨拶するぐらい、万里はイベント広場で一回だけ舞を披露、後は万里と楽しむつもりです。」
「市民祭二週間の期間中何回ぐらいになりそう?」
「そうですね、神社の祭礼二日間以外は六回のイベントを予定しています。
後は万里次第で…、あまり疲れさせたく無いのですが…、少しお疲れぐらいの万里は甘えん坊さんになって一段と可愛いのですよ、だからと言って辛く成る様では駄目なので、その絶妙なバランスを狙っています。」
「はは、奥さんからシスコンとは聞いてましたけど筋金入りなのね。
そのお出かけの時に、うちでコーデしたのを着て欲しいのだけど、もちろんOKよね。」
「万里から聞きましたよ、愛華さんは少し強引な所が有るって、この間万里が頂いた服に合わせるのですか?」
「そこはスタッフ次第になるわね、写真は本間さんに見せて貰ってたのだけど、思ってたより身長差が有るから。」
「あっ、親子みたいな感じでも構いませんよ、万里は私が幼稚園児の頃に生んだ子なんです~。」
「ふふ、ちょっと試着してくれるかしら。」
「はい。」
試着しながら。
「姉妹と言っても色々なのよね、智里さんが万里ちゃんを溺愛するのは何か有ったの?」
「万里が生まれるまで両親の仕事の関係で少し寂しい思いを、周りの子には兄弟がいるのに一人っ子状態ということも有りまして。
ですから、万里が生まれた時は嬉しくて嬉しくて。」
「妹に親の愛情を持って行かれる的なのは?」
「無かったですね、むしろ親と一緒に子育てをするのが楽しくて。
父に手伝って貰ってオムツを替えたりしてたのですよ。
話しかけたり、ただ見てたり、どうして泣いてるのか分かる様になるぐらいに一緒だったのです。
あっ、おっぱいを上げられないのは悔しかったかも。
母が仕事に復帰する頃には、育児メンバーの一員になっていまして、万里が初めて話したのは、ねえね、なんですよ…。」

あ~、万里の話になると止まらない…。
nice!(10)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

お祭り-01 [シトワイヤン-17]

私は鈴木智里、県立高校の一年生。
色々有って、高校生ながら市長の手伝いをしている。
もうすぐ夏休み、神社のお祭りと苗川市民祭の準備期間中。

「智里、お祭りの準備は大丈夫なの、今年は規模が大きくなるのでしょ、私達手伝わなくて良いの?」
「大丈夫よ、大きくなったのは運営スタッフをやりたい人や団体が増えたからなの、梨花は自分達のステージを頑張ってくれたらそれで良いのよ。」
「大人に交じっての実行委員、智里なら大丈夫なんだろうけど、立ち上げたばかりの苗川高校生部会も有るでしょ、そっちは市外からの参加も多いと聞いたけど。」
「私の知らない参加者は、市内でバイトしてる先輩方が中心なのよ。
苗川大改造のことは私の妹レベルぐらいに理解しての参加だから心配いらないわ。
組織編成は先輩方が自主的にしてくれてるの。」
「万里ちゃんレベルぐらいなら大丈夫なのね、テレビ見たわよ、ネットのノーカット版も、相変わらず可愛いのにしっかりしてて。」
「ふふ、私の宝物ですからね、今年のお祭り、雑用は任せて万里と一緒に回るの。」
「相変わらずシスコンなのね、万里ちゃん達、去年は出番が多かったけど、今年は?」
「小学生スタッフは五年生中心にと指示を出しておいたわ。」
「それって、万里ちゃんと一緒に回りたいからだとしたら職権乱用ね。」
「違うわよ、六年生スタッフは普段から色々頑張ってるの、祭りの準備とかも、だからお祭りの本番ぐらいはね、五年生に経験を積ませなきゃいけないし。」
「まあ、そういうことにしといてあげるわ、万里ちゃんなら歩くだけでお祭りが盛り上がりそうだしね。」
「そうなのよ、万里の可愛さに大人達はメロメロメロンパンなんだから。」
「知ってる、母さんとテレビ見てたのだけど、母さんも夢中、おかげで万里ちゃんのことに詳しくなったわ。」
「ほほ~、ならば最近の写真をばお見せしようじゃないか。」
「見たい見たい!」
「時をかける双子コーデ、えっとね…、まず私の六年生の頃の写真。」
「おお~、流石にまだ純真そうだわ~。」
「で、こっちが同じ服を着て同じ場所で写した万里。」
「おお…、可愛い~! 姉妹でも少し違うのね。」
「妹の方が美人系でしょ、身長は私より低いのだけど。」
「ふふ、智里は男の子と喧嘩するぐらいだったけど、万里ちゃんはお母さんみたいに優しいと聞いたわ。」
「そうなの、本当に良い子に育って、可愛くて癒されるし、難しい話でもちゃんと話し相手になってくれて、私の天使なんだから。」
「はは、智里は万里ちゃんが小っちゃい頃から何時も連れまわしていたよね。」
「だって、お姉ちゃんなんだもん。
あっ、そろそろ行かねば、今日は本間市長のお宅で食事しながら情報交換なのよ。」
「食べ過ぎに気をつけてね、高校生代表。」
「うん。」
nice!(12)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

鹿丘小学校-10 [シトワイヤン-16]

休憩を挟み、映像や写真を使いながら学校のイベントを紹介し、撮影は終わった。

「絶対動揺したと思うのに結局、卒なくこなしてしまうのね、万里は。」
「もう、いきなり尊敬だなんて恥ずかしかったわ。」
「でも、司会とやりとりするより良かったよ、編集し易くなったんじゃないのかな、番組では愛華さんのフォローも入るからね。」
「真一、私達が万里の事が大好きなんだって上手く伝わったかしら。」
「伝わるだろう、で、ごめんな万里、びっくりさせて、でも、みんなの万里に対する尊敬の気持ちを多くの人に知って貰いたかったんだ、まあ、翔太がどさくさに紛れて愛の告白をしたのは想定外だったのだけどね。」
「そりゃそうだ、俺の台本にだって、ますます好きになってしまうなんて書いてなかったし、別にその男女の恋愛とかまだ解んない、付き合って下さいとかも良く分からないけど、でも、万里の事が大好きなのは本心なんだ。」
「おっ、男の子、格好良いわね。」
「あっ、愛華さん。」
「翔太君、万里ちゃんの事を好きな人はとても沢山いるのよ、頑張ってね。」
「は、はい。」
「まあ、万里に仇なす奴がいたら禁断の村八分だからな。」
「真一君、その、仇なすとか村八分とかって、普通の小学生は使わないと思うわよ。」
「そうですか、周りの大人達は普通に使っていますが。」
「そんなに大人と話す機会が多いの?」
「お祭りの練習や準備を一緒にして来ました、その時に世間話と言いますか。」
「その世間話には興味が有るわ、どんな話をしてるの?」
「学校の話が多いですが、苗川大改造の進捗についてや政治経済の話とか。」
「それを君は理解してるんだ。」
「理解出来てるかどうかは微妙ですが、大人達は感じて馴染むぐらいで良いと考えてるそうです。
そんな話でも万里はしっかり分かっていて、大人達曰く、鋭い質問を投げかけるのですよ。
それを聞いて僕らの理解が少し深まったりしています、難しい話を子どもを交えてすることは大人にとってもプラスになるのだそうです。」
「う~ん、大人と子どもが共に成長している、それが苗川なのかしら。」
「大人と言っても色々ですよ、僕たちが格好良いと思わないことを格好良いと思っている人もいますから。」
「どんな人?」
「自慢話が多過ぎて、でも、ちゃんと寄付とかして下さってるのです。」
「そんな人の話は適当に聞き流しているのよね?」
「楽しそうに聞いて差し上げてると、差し入れがレベルアップして行くんです、僕らは適度に交代で『聞き役』という立場を学んでいまして。
お祭りの準備が大変そうな日は、絵里達が担当して何時もより多めに皆さんが喜んでくれそうなものを一緒に買いに行ったりしています。
先輩からは予算的に助かっていると感謝されているのですよ。」
「ご本人を気持ち良くさせてサイフの紐を緩めさせているのなら問題ないか。
今年のお祭りは、去年以上の規模で大変なのよね。」
「僕らはそれ程でもなくて、小学生は五年生のスタッフがメインなのです。」
nice!(11)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

鹿丘小学校-09 [シトワイヤン-16]

「それでは転校して来て初めての一学期が終わろうとしている翔太君に伺います。
まず、転校して驚いたことが有るそうですが。」
「はい、クラス全員が仲良しだということです、今まで経験して来たクラスでは何となく出来たグループが有って、違うグループの子とはそんなに話しませんでしたし、グループに入らず一人とか二人でいる子もいました。
鹿丘小では意識的に場面に応じた色々なグループ分けをしているのですが、どう分かれてもみんな仲良くて、五年間同じメンバーだったとしても驚きでした。
そして転校生の自分達を暖かく迎え入れてくれて、そうですね自分達が嫌な思いをしない様に、みんなが気遣いをしてくれたことです。
今まで転校生を受け入れる立場になった事は有りましたが、そんな気遣いをする人は一部でした。
転校初日に鹿丘小を大好きになり、その気持ちは今も強まっています。」
「受け入れる側として、仲間意識の強い真一君達は、翔太君達転校生の受け入れをどう考えたのですか?」
「僕らは『格好の良い子どもになろう』を実行して来ました。
転校生を受け入れるのは初めてのことだったのですが、万里は転校して来る子の気持ちになれば、何をすれば良くて、何をしたら行けないか解る筈だと。
僕らは万里には逆らえませんので、普通に考え実践しただけです。」
「えっ、万里さんには逆らえないのですか?」
「はい、時にはみんなのお母さんだったりお姉さんだったり、『格好の良い子どもになろう』も良く分からなかった低学年の頃から優しく導いてくれてみんな尊敬してるのです。」
「し、真一、そんなの台本にないわよ。」
「ふふ、流石の万里も動揺したわね。」
「絵里ったら、動揺なんてしてません、本間さん、二人がいじめるんです~。」
「はは、真一君は、日頃言えない事をこの場で言いたかったそうでね。
何時も隙のない万里ちゃんが、焦る姿も可愛いだろ、翔太?」
「はい、ますます好きになってしまいそうです。」
「ちょっと待って~。
御免なさい、ここはカットでお願いします~!」
「万里さん御免なさい、それを決めるのは、向こうでニヤニヤしてる髭面の人なので。」
司会も本間市長もグルで味方はいない…、え~い、ならば…。
「えっと、真一が話した通り『格好の良い子どもになろう』という取り組みは低学年にとって難しい一面が有ります、あくまでも内面的な成長を考えていますので。
そこで、例えば掃除の時間を利用して、上級生との触れ合いの中で感じて貰ったりしています。
小学一年生にとって教室掃除は大変なのですが、五六年生の格好良い担当者と一緒にお掃除をします。
お姉さん、お兄さん役の担当者は楽しそうに掃除しながら、掃除の仕方を教えたり、『おう、健吾任せたぜ』なんて言いながら指示を出したりしていまして、一年生だけではなかなか進まないお掃除が短時間で楽しく済むのです。
こんな体験を通して、一年生は、自分から面倒な事にも取り組む姿勢を養って行くのです。
私達の学校では一年生から六年生までが一緒に遊んだり、時には下級生の学習を上級生が見て上げたりしていますので、みんな仲が良いのですが、マナー違反をする子がいたら『格好悪いぞ』と周りから窘められます。
お手伝いが出来たり、自分から進んで面倒な仕事を引き受けてくれた子には『さっちゃん格好良いわね』とかお褒めの言葉が上級生から貰えます。
そんな、経験を通して、例え学力は低くても内面の格好良い子に成長して行くのです。
その過程で、特に意識の高い子達は大人達から子ども扱いされる事が無くなって行き、基本的な教科とは違う学習の場を与えられます。
小学生の私達が意識改革とか価値観といった言葉を使う事に違和感を覚える方もみえるでしょう。
ですがそれは、そういった言葉で表現した方が伝わり易いと思えるだけの学習をして来た結果なのです。
大きく変わろうとしている苗川のこと、苗川大改造を単に大きな土木工事と捉えておられる方もみえますが、苗川では市民が人として格好の良い大人になることを目指し、子どもが格好の良い子どもになろうとしていまして、それこそが苗川大改造なのです。
ご静聴、有難う御座いました。」
「あっ、有難う御座いました。」

少しぐらい動揺させられたって、これくらいの話は出来るのだ。
nice!(12)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

鹿丘小学校-08 [シトワイヤン-16]

撮影当日。

「少し緊張して来た、大丈夫だよな。」
「翔太、ビビってるの?」
「絵里は緊張しないのか?」
「そうね、話す内容は普段から大人相手に話してる事だし、真一が一緒だからね。」
「そこまで頼れる存在なのか、真一は。」
「少し違うかな、真一は近くにいてくれるだけで良いの、真一が見ていてくれれば何だって自信を持ってやれるわ。」
「もし、いなかったら?」
「去年、絵里がお祭りの舞台で真一を見失った時はやばかったのよ、フォローしきれないぐらいにね。」
「あれは仕方なかったのよ、真一の近くに転んで怪我して泣き出す迷子がいたそうで、そんな子を無視する様な真一じゃないでしょ。
私はそんな事情分からなかったから、真一が遠くへ行っちゃったのかと思って…。」
「かなり仲良しなのに、みんながからかったりしないのは仲良しのレベルが違うからなのか?」
「家が近いし、少し事情が有ってね。
まあ、翔太と万里の関係とは一緒に過ごして来た時間が違うのよ。」
「そうなのか…。」

おいおい、絵里ったら、翔太と万里の関係なんて軽々しく言ってくれて…。
表向きは仲良し幼馴染コンビという事になっている二人。
その少しの事情を知った三年生の私は沢山泣いた、親とも沢山話した、そしてちょっぴり成長した私は絵里達とそれまで以上に仲良くなったのだ。
そんな話をしている内に時間となる。
撮影は簡単な紹介の後、本題に。

「では鹿丘小学校の授業について教えて下さいね。
まずは、教え合う授業なのだけど、絵里さん、お願い出来ますか?」
「はい、まだ始まって三年目なのですが、他の小学校ではあまり行われていないことだと聞いています。
四年生の時に少し練習したり約束事を学び、五年生からは算数を中心に教え合って来ました。」
「教え合うと言っても、教える人と教えられる人に別れそうな気がするのと、成績の良い子の負担にならないのかしら?」
「『教える』ということを私達は算数や国語と同じ、教科の一つとして学んでいます。
教えるという作業を通して、相手のことを考え知ることになり、そこから思いやりの心が育ちます。
学力が高いだけで人を思いやれない人は問題外なのです。
大人達からは、将来どんな仕事に就いても、教える能力を持っている事はプラスになると聞いています。」
「負担にはなってないのね?」
「はい、クラスの仲間の事が前以上に知れて楽しかったですよ。
また、私が教えるより真一が教えた方が良い場合が有ることに気づいたり、万里と教え方の相談をしたりとか『教える』という教科を通して沢山考え学んでいます。」
「その時間、先生は何をしてみえるのかしら?」
「本間市長曰く、小学校の教師には雑用がやたら多いのだそうで、教室で仕事をしてみえます。」
「成果については本間市長に伺いたいのですが、よろしいですか?」
「ええ。」
「私も授業風景を何度も見て来たのですが、子ども同士の人間関係が素敵で楽しいです、学力面は総じて上がっています。
これは教師ともデータを見ているのですが、学習意欲の全くなかった子が絵里ちゃんや万里ちゃんに教えて貰うことで自分なりにやってみようという気になったのですよ。
クラスのマドンナが教えてくれるのなら、先生には反抗的な悪がきだってその気になりますよ。
俗に言う、やれば出来る子は成績が上がって自信を持つようになったと、教師から聞いています。」
「先生役の子にとっての負担がどうしても気になるのですが、万里さんは自身の進学に対して妨げになっているとか有りませんか?」
「このプログラムがスタートしてから、多くの大人達の話を聞き自分の考えをまとめて来ました。
結論として、私は有名大学への進学を目標とはしていませんし、クラスの何人かは高卒で働く事をイメージし始めています。
一流企業に就職するために一流大学を目指す、早い人は私達ぐらいの年齢から猛勉強を始めるそうですが、私は違う価値観を持っています。」
「価値観ですか…、市長、小学生の話とは思えないのですが。」
「見ての通り可愛らしい小学生ですよ、ただ彼女の能力と彼女を取り巻く環境が今の万里ちゃんを作り上げたのです。
単純に能力だけを考えたら、彼女レベルの小学六年生は全国に何人もいるでしょう。
また、彼女の価値観に私達が大きく関わっている事も事実です。
その価値観は今後変わるかも知れません、それでも、彼女が大人達とも話し合い自分の頭で受け止め反芻し自分の物にした価値観なのです。」
「そうでしたか、では、万里さんの価値観を教えて頂けますか?」
「苗川の大人達は、本間市長に刺激を受けて、内面が格好の良い大人になることを目指しています。
実際、私の周りの大人達は素敵な人ばかり、尊敬出来る人ばかりですが、皆さんは外見や能力に関係に関係なく、人として少しずつ変わっているのだそうです。
そんな大人達の変化を受けて私の姉達は『格好の良い子どもになろう』という意識改革を目的とするキャンペーンを鹿丘小学校で始めました。」
「意識改革ですか?」
「はい、本間市長が大人達の意識を変えた様に子ども達もです。
『格好の良い子どもになろう』、大切なのは、学歴などには現れない、人として尊敬に値する大人を目指すこと。
クラスの男の子に算数がとても苦手な子がいますが、彼は下級生にとても慕われています。
算数が苦手でも、自分で働いて生きて行く力を身に着けさえすれば、彼はとても素敵で格好の良い大人になると思っています。
翔太から、都会では学力重視の学校が少なくないが、人間的に魅力ある子は少ないと聞きました。
鹿丘小との比較は翔太から聞いて下さい。」

台本は有るが、自分の言葉で話せていると思う。
予定通り翔太に振った。
nice!(8)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

鹿丘小学校-07 [シトワイヤン-16]

テレビの打ち合わせは本間市長の家で。
四人でお邪魔する。

「こんにちわ~、あっ、愛華さんもいらしてたのですね。」
「ええ、万里ちゃんと絵里ちゃんに会いにね、二人とも少し見ない内に一段と可愛くなったわ。
鹿丘小学校の報告は時々見てるのよ、転校生とも仲良くなれて良かったわね。
まず衣装の準備をするから、二階へ行きましょう、御免、スタッフが待ってるから男の子たちは後でね。」
「愛華さん、衣装って?」
「何着か用意したのを着てみて欲しいの、採寸もするけどね。
今回のテーマは理知的な美少女を引き立たせ、ちょっぴり大人を感じさせる。
女子中学生をターゲットに販売を考えてるのよ、売れても売れなくても鹿丘小学校に寄付をするから、モデル、お願いね。」
「愛華さん、そんな話し聞いてませんよ。」
「難しく考えなくて良いのよ、衣装を着ていつも通りにしていてくれれば良いのだから。
ただ、モデルの契約がどんなだか知りたくない?」
「万里、愛華さんずるいよね、私達が好奇心の塊だって知っててさ。」
「ふふ、こんな大人にはなりたくないよね?」
「愛華さんみたいな素敵な女性になりたいです!」
「その言葉に恥ずかしく無いよう気を付けるわ、じゃあ後はスタッフの指示に従ってね。」

何着か試着し写真を撮られ、髪は撮影当日まで切らないで欲しいとお願いされる。
終わって一階へ降りると男子は簡単に済んだそうで、翔太が転校がらみの話をしていた。

「鹿丘小の意識改革は戸惑わなかった?」
「そうでも無かったです、意識の高い子達は先生からも大人扱いされていて、大きな声では言えませんが大人と子どもが同じクラスで学んでいる様なもの、前の学校でも学力差が有りましたが、更に人間的に大きい人がいて、でも、みんなその差を受け入れて仲良くしています。」
「そういったことも、番組で紹介して行きたいと思っているのだよ。
さて、女の子達も降りて来たから、打ち合わせを始めよう。
今から四十分ぐらい話し合って休憩で良いかな?」
「はい。」
「番組では、今の鹿丘小を紹介、柱になるのは『教える』という学習の意味と『格好良く』が中心になるが、これから転校して来る子の親を意識している。
テレビでの放映時間は十五分程度だけど、それを気にせず話して欲しい。
なんなら途中に休憩を入れるからね。
編集したのを番組で、あまり編集しないのを、市民政党若葉のサイトで閲覧出来る様にする。
それで、大まかな分担と全体の流れなんだが…。」

四十分間しっかり集中して意見を出し合い準備した。
前半は、絵里が主に学習面の話、私が意識改革中心の話、翔太が転校生として、真一が転校生を迎える側として考えたことを中心に、後半は具体的な事例を紹介しながら話を進める。
進行は司会者に任せるが要所要所は本間市長が仕切るということなので安心して話せる。
絵里と私は普段から大人達と話してることだけど、翔太と真一は違う立場からどう伝えるか更に打ち合わせをすることになった。
そして昼食には愛華さんも同席。

「ふふ、話し合いの様子を見てると子ども離れしてるのに、おいしい料理を前にすると普通のお子様なのね。」
「え~、私は普通の子どもですよ。」
「おいおい、一番小学生離れしてる万里が言うなよな。」
「え~、身長だけは中学生並みの真一に言われたくな~い。」
「はは、万里は十万十二歳になったばかりの苗川のアイドルだとか、うちの職員が話してたが、実の所どうなんだ?」
「もう、市長まで…、私は普通の小学生ですよ、お父さんやお母さんに甘えることも有るし。」
「万里がお父さんにおねだりして買って貰うのって、何か違うのね、無意識に大人びたのを選んでるの?」
「えっ、絵里、そうかな…、う~んお姉ちゃんに影響されてるのかも…、でも今更…、お姉ちゃんからは合格点を貰ってるし。」
「万里ちゃんのお姉さんは高校生だったわね、歳の離れた姉妹ってどうなのかしら?」
「愛華さん、お姉ちゃん達が『格好の良い子どもになろう』を始めたのですよ。
今は本人曰く反抗期だそうで、両親とはあまり話さなくなっていますが、私のことはずっと、母は私を育てたのは姉だと言うぐらい大切に可愛がってくれる大好きな姉なのです。」
「へ~、それなら市長も、彼女のお姉さんの事はご存じなのです?」
「はは、ご存じも何も私のブレーンの一人だよ、女子高生でもうちの職員は頭が上がらなかったりするぐらいのね。
彼女達が構築中の高校生組織はすでに影響力を持ち始めているんだ。」
「本間さん、それは初耳です。」
「彼女が高校生になってまだ三か月ぐらいだからね、我々の意識改革が洗脳や宗教と間違われない様に動いてくれてるよ。」
「『格好の良い子どもになろう』で育った子達が次のステップに向かっているという事ですか?」
「ああ、市民の意識改革はこれからの移住者を迎えてからが本番とも言えるからな。
まあ、頼もしい小学生達が一市民として支えてくれているから大丈夫だけど。」
「一市民ですか、本間市長が万里ちゃん達を子ども扱いしないから、子ども達が人間的に大きく育っているのですね。」
「まあ、安心して大人扱い出来る子は多くないのだが、その力、影響力はとても大きいんだよ。」
nice!(14)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

鹿丘小学校-06 [シトワイヤン-16]

六月、本間市長が小学校を訪ねて下さった。
六年生の教室で。

「四月に転校して来た人達は学校に慣れましたか?」
「はい、すっかり鹿丘の子です、だよね。」
翔太の言葉に転校生達は頷いた。
「教え合ったりの授業に戸惑いはなかった?」
「はい、クラスの仲間が色々教えてくれて、新鮮で楽しいです。」
「前の学校との学力差とか感じてる?」
「いえ、そんなには、ただ鹿丘の子達は、前の学校の子より大人だと感じさせる人が多いです。
みんな下級生に優しい、だから優しくされてる下級生も下の子達に優しい。
苗川を日本で一番素敵な町にしよう、という話を聞きましたが、鹿丘小学校は日本で一番素敵な小学校です、誰にも比べられることでは有りませんので、自分達の小学校が世界で一番素敵だと言ったとしても、言った者勝ちです。」
「はは、確かにそうだな、私も今日から苗川は世界で一番素敵な町だと断言するよ。
誰にも文句は言わせない、こんなに素敵な子ども達が暮らす町なのだからね。」
「世界で一番格好良い市長のいる苗川市です。」
「はは、万里ちゃんにそう言われると困ってしまうな。」
「本間市長、使って無かった教室の改修だけでなく新しい校舎が建つのですね。」
「ああ、次は夏休み明けに転校生が来ることになるし、この先増える予定しかないからな、よろしく頼むよ、鹿丘小学校の良さを失わないまま、まずは各学年二クラスにね。」
「これからが本当の試練なのですね、みんな大丈夫よね。」
「翔太達はすぐ仲間になってくれた、二三年のクラスで少しトラブったけどもう落ち着いてます、本間市長、任せて下さい。」
「おお、頼もしいね、教師も増やすが、まだどんな人か分からないんだ、格好の悪い大人だったら早めに教えてくれな。」
「市長に教える前に、意識改革を試みます、それで駄目だったらですね。」
「その辺りは万里ちゃんに任せるよ。
それでだな、鹿丘小学校をちょっと自慢したくてね。
今度テレビ番組で取り上げて貰おうと思っているんだ。
代表四人ぐらいに出て貰うことを考えているのだけど、一人は万里ちゃんで構わないか?」
「万里を外したら駄目です、他の三人はどういう人が良いのですか?」
「男女二人づつと考えていて特に条件は考えていない。」
「なら、一人は翔太です、転校生の話も必要ですよね、うちの男子はみんな良い奴なんだけど、テレビ的に鹿丘小学校の良さをアピールするには彼が適任です。」
「私は、絵里と真一を推薦します、二人には算数を教えて貰ったりしていますので。」
「仲良し幼馴染コンビだったね、他の人はどう?」
「難しい話でも、その四人なら大丈夫よね、ね、みんな。」

締めくくりは由里がしてくれ、テレビ出演メンバーが決まった。
nice!(12)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

鹿丘小学校-05 [シトワイヤン-16]

翔太君は第一印象通り頭の良い人で、戸惑ってる転校生の手助けをしながら、クラスに溶け込み、私達には分からない、他の小学校との違いを指摘してくれる。
彼は口癖の様に鹿丘小学校は最高だと話すから、みんなも嬉しくて、転校生を迎えたクラスがまとまるのに時間は掛からなかった。

「翔太君が鹿丘小学校を褒めるのって少し大袈裟じゃない?」
「大袈裟じゃないさ、小さな喧嘩は有ってもいじめはないだろ?」
「えっ、いじめ?」
「五年生の優香ちゃんは前の学校で辛い目に遭ってたそうだよ。」
「少し暗い表情をしていたのはそのせいだったの?」
「うん、今のクラスに馴染んで明るくなったね、って話し掛けたら告白してくれたんだ、不登校になっていたからお父さんが移住を決意されたとか。」
「いじめってお話の世界のことだと思ってた…。」
「だろうな、悩み無さそうだし。」
「それって、私を馬鹿にしてない?」
「悩みが無いのが一番だよ。」
「翔太君には悩みが有るの?」
「はは、鹿丘小学校の一員になってスッキリしたかな。
まあ、引っ掛かっているのは、いまだに万里さんが俺の事を君付けってこと、みんなは翔太って呼んでくれるのに。」
「えっ、何となく…。」
「転校生組も呼び捨てにしてくれよ。」
「御免なさい、転校生という新鮮さを味わっていたけど、もう同じクラスの仲間だものね。
えっと、翔太の前の学校ではどうだったの?」
「小さなグループでは気軽に話していたけど、全然話さない人が少なからずいたし、他の学年の子と話すのは弟の友達ぐらい、鹿丘小学校みたいに全校児童を縦割りにして交流ということに先生は積極的ではなかったよ。」
「ふふ、弟さん達は率先して動いてくれて助かったわ。」
「はは、あいつら素敵なお姉さんに構って貰えて喜んでいたよ、うちは男ばかりだからね。」
「そっか、四年生の圭太君はお兄さん役もこなしてくれたの、兄の指導の成果かしら?」
「いや、転校したからだと思う、俺達は学校に来るのが楽しくてね、兄弟の話題も学校のことばかりになってる、自分から取り組む学習が多いだろ、そこで色々な発見が有る、前の学校は先生のつまんない話を聞かされるだけの時間が長かったんだ、俺達にとってね。」
「本間市長が聞いたら大喜びしそうな話だわ。
日本で一番素敵な町に素敵な小学校、実感はあまり無いのだけどね。」
「まあ、万里は恰好良いのが当たり前になってるからな。
でも…、東京の学校に転校したらいじめられると思うよ。」
「えっ、どうして?」
「可愛くて真面目だけど都会のことは知らない、嫉妬心や田舎を馬鹿にする気持ちとか奴らはマイナスの感情を色々持っているのさ。」
「そ、そんなに怖いの?」
「ああ、他の学校の事は分からないけど、少なくとも前の学校には戻りたくないんだ。」

翔太君…、翔太にも何か有ったのかも…、でも可愛いって、私のこと…、東京の男子って誰にでも可愛いって言うのかな…。
nice!(13)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

鹿丘小学校-04 [シトワイヤン-16]

翌日の学級会、翔太君には転校生のまとめ役に、他の転校生もそれぞれ体験的に担当を持って貰うことが決まった。
六年生は全員が何かしらの担当を持つのが私達の方針、でも担当したのが思っていたのと違ったら交代しても構わない。
これは転校生を迎える事が分かった時にみんなで話し合って決めた。
転校生が負担に感じない事が大切、問題が有っても格好の良いクラスメイトが助けるので大丈夫。
学級会後の休み時間は翔太君と。

「ねえ、翔太君は宿題やらないのって恰好悪いと思う?」
「まあ、良くは無いだろう。」
「でも宿題やらなくてもテストで百点だったら?」
「そう来たか、そうなると宿題の内容にもよるのかな、先生の立場もあるだろうし。」
「先生の立場だけで、私はしなくても良い様な宿題をしなきゃいけないの?」
「えっと…、個人差が有る…、宿題は全員一緒ってことで先生としては平等にしてるのだろ。」
「私なら五分で終わる宿題に三十分掛かってる子もいるわよ、それって平等?」
「う~ん…。」
「そもそも宿題って何の為に有るの?」
「あまり考えて無かったな。」
「翔太君は宿題を真面目にやる人?」
「ああ、大した量じゃなかったし、授業中の暇つぶしにやることも。
万里さんはやらない派なの?」
「まさか、そんな恰好の悪い子ではないわよ。」
「えっ、今までの話は?」
「ふふ、翔太君の前の学校では、先生達と宿題の相談をすること有った?」
「もちろん無かったよ、それ以前に先生は忙しそうにしてたからあまり話すことは無かったな。」
「鹿丘小学校はね、学校改革の一環で色々試しているの。」
「先生と一緒に?」
「ええ、本間市長が話に加わって下さる事も有るのよ。」
「へ~。」
「本間市長は、コミュニケーション能力や教える力が大切だと考えて見えてね。
「コミュニケーション能力って?」
「翔太君が得意な、人と対話する力かな、初日から積極的に話しかけていたでしょ。」
「まあね。」
「私達が五年生から取り組んできたのは、きちんとコミュニケーションを取りながら教え合うという授業なの。」
「子ども同士で?」
「ええ、個人個人の学習効率を考えながら、宿題は相談して個別に決めることも有るのよ。
必要な宿題を多過ぎない様にね
転校生が一番戸惑うことかも知れないからよろしくね。」
「うん、全然分かってないけど、少なくとも前の学校より退屈し無さそうだ。
まずは詳しく教えて貰う必要が有りそうだね。」
「私達としても、そうね日本の首都東京がどんな感じなのか教えて欲しいわ、どんな町なのか。」
nice!(12)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー
前の10件 | -