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チーム遥香-04 [高校生会議-09]

ミッション当日。

「私達は学生以外の方とのコンパは初めてなんです。」
「桜さん、特別な違いは有りませんよ、まずは乾杯しますか?」
「はい、でもすいません二人が来れなくなくってしまって、四人対四人のつもりでしたのに。」
「気にしてませんよ、我々は遥香さまの近況を聞かせて頂きながら、お二人ともお近づきに成れればと思っていますから。」

その言葉通り話題は私の事ばかりだ。
こっそり聞いているのが恥ずかしくなる。

「ところで遥香さまのお出ましはまだなのですか?」
「えっ、どういう事で?」
「遥香さまは、今、この地にいらしています、そのタイミングに合わせて合コンの承諾を頂きました、社内で公開されている遥香さまのスケジュールで遥香さまはオフ、姫さまをほったらかしにして、お二人だけでこの店に来る筈はないでしょう?
もしそうなら、支社で問題にしますよ。」
「はは~、参りました~。」

忍が私を迎えに来る。
「遥香さま、相手が一枚上手でした。」
「そうみたいね。」
八人でテーブルを囲む。

「お久しぶりですね。」
「はい、遥香さまは一段と美しくなられて…、システム開発でご一緒させて頂いてた頃は、まだ可愛らしさも感じていましたが。」
「ふふ、忍と桜のミッションは失敗に終わりましたが、ちょっとドキドキして楽しかったわ、有難うね。」
「先輩方の洞察力の前に完敗でした、開発部では何時頃から遥香さまの事に気付いて見えたのですか?」
「はは、気付くも何も、始めのお誘いから…、担当者は忍さん達との合コンを狙っていましたが、タイミングを計れとの指示は私が出しました。」
「策士か~、私の行動パターンも読まれているのですね。」
「読むも何も、お二人のワークシートからは遥香さま愛が溢れていて、休憩時間の楽しみですよ。」
「え~、セキュリティーはどうなっているのです?」
「はは、セキュリティーも何もお二人は社内公開してるじゃないですか。
遥香さまにとって問題になる記述がなければ私達も眺めるだけですよ、娯楽として。」
「う~ん、大丈夫です、嘘は書いてませんし人に知られて困る事も有りません!」
「あっ、忍が開き直った、まあそんな話ばかりでなく、せっかく女子大生が三人来ているのですから、もう少し話題を変えて…、そうね桜の秘密とか知りたくない?」
「えっ、知りたいです、遥香さま!」
「教えて上げな~い。」
「え~、遥香さま~。」

それからはおバカな話で盛り上がった。
桜に酔いが回り始めた頃…。

「皆さんにとって遥香さまは恋愛の対象だったりするのですか~?」
「はは、姫さまは、別次元の存在だからね…、自分にとって最高の存在だって事は付き合ってる彼女も知ってるよ。」
「えっ、それで彼女は納得してるのですか~?」
「それより、彼女がいるのに合コン参加って如何なものかしら。」
「桜さん、彼女も遥香さまの大ファンなのですよ。
くじで勝ち抜いて、遥香さま情報を沢山ゲットして来いという指令を受けました。」
「支社総務部の山中さんでしょ、二次会にお誘いしても良いわよ。
二次会はうちの本館、今日は私が許可しますから本館にお酒を持ち込んでも構いません。」
「はい、有難う御座います…、でもどうして彼女だと?」
「私だって、ぼ~としていたい時も有るの、何となく開発部の進捗を見ていたりするのだけど、ワークシート左下の隠し…、うちは社内恋愛推奨だから問題無いわ。
でも、本社では皆、あなたの事を心配してるのよ、クリスマスデートで盛り上がったのに、初詣で失敗、こちらで得た情報によると総務の新人が結構なイケメン、勿論使えない人を採用するする様な人事課ではないでしょ。」
「えっと…。」
「山中さんに対しての、一筋です、という言葉が嘘でなかったら、本社社員は全員あなたを応援するわよ、全社公開情報として甘~いやりとりを公表する勇者ですから。」
「あ~、油断してた~、お前らは気付いてなかったよな?」
「ええ始めは、でも遥香さまから、静かに見守りつつ状況を報告せよと、シークレットモードでの密命が有りまして…。」
「二次会に彼女をお呼びしてプロポーズってどうかしら、なんなら演出をメイド隊に指示しますが。」
「すいません、少し頭を冷やしてきます。」

「遥香さま、どういう事なのですか?」
「彼は彼女とのやり取りを会社のシステムを使って行っていたの、お遊びでしょうけど、残念なのはシステム開発の人間だから、もう少しセキュリティーを気にして欲しかったという事かな。
まあ、彼女はセキュリティー設定を高くすると閲覧も書き込みも出来ないからだとは思う。
管理部の人なら絶対気付く事が開発部だと気付けなかったりという事かしら。
ところで、彼がくじに当たったのは偶然なの?」
「遥香さまがお見えになると予測して、くじに細工をしたのは自分です。
くじに外れた開発部若手独身男性社員は全員了承済です。」
「それでしたら今回の滞在中にうちの本館で、開発部独身男性とメイド隊中心に合コンパーティーを開きましょう、忍、手配して。」
「分かりました、今日の二次会はどうされますか?」
「そうね、メイド隊のメンバーから希望が有れば参加して頂いて構いませんよ。」
「はい、有難う御座います、すぐ手配させて頂きます。」
「私はお店の方にお礼をしてきますね。」

飲食店では写真撮影をお願いされる事が多い。
それにお応えすると大抵の場合値引きして下さる、今日は半額で済んだ。
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チーム遥香-03 [高校生会議-09]

二月、入学試験を受けに大学へ、数学でいやらしい出題があってむっとしたが、まあ解答でひねりを加えて差し上げた。
試験の終了後は桜と忍が待っていてくれた。

「遥香さまお疲れさまでした、でもこんな試験必要ないですよね、特別推薦ですし。」
「教員達に対するデモンストレーションという事でしょう、不合格なら中卒の社長として働くだけです。」
「それはちょっと…。」
「今までも学歴関係なく活躍された方は少なからずお見えよ。
聡美さんや静香は、大学を卒業しなくても経験を積んで今以上に部下を活かす仕事をしてくれると思ってるわ、私は…、まあ不合格を目指さなかったから大丈夫よ。」
「そうですか、入試は兎も角、試しに受けた大学の期末試験結果はすべてA判定だったそうですね。」
「簡単な科目でしたから、それより実験的なシステムを使っての試験がスムーズに運用出来た事の方が嬉しいわ。」
「そうですね。」
「ところで、システム開発部からのお誘い、返事はまだなの?」
「あんな事までシステムを使って来るとは思いませんでした、遥香さまの目にも触れますのに。」
「単に連絡先を知らなかっただけでしょう、正々堂々としてて良いじゃない、システムに関する提案のお礼を口実に女子大生とのコンパを企画するなんて、健気だな~。」
「では、遥香さまもご一緒されますか?」
「そうね…、時間が合えば。」
「ふっふっふ~、遥香さまのここでのスケジュールは私達が握っています、返事を遅らせていたのは遥香さまに同席して頂きたかったからですよ、先方へは遥香さまの事、内緒の方が良いですか?」
「そうね、しばらくはこっそり彼等の行動を観察させて頂こうかしら。」
「おっ、ドッキリ企画ですね、では連絡を取って店を決めて準備します。」

二人は仕事も遊びも迅速に動く。
桜は開発部と連絡を取り合いながら、店に予約を入れる。
私がいきなり訪れると店が混乱するので事前連絡は欠かせない。
座席のお願いもしたそうだ。
忍は私の服装を彼女の部下とも相談。
お遊びの手伝いをさせられていると思うと部下の方に申し訳ないと思うが、忍は部下からの信頼も厚い、どこかで埋め合わせをするのだろう…、と考えていたら、その部下はこっそり見ている間、私の同伴者、そして合コンの参加者という事になっていた。

「問題は遥香さまがどれだけ姫オーラを隠せるかです。」
「え~、私、普段はそんなに姫を出してませんよ。」
「あ~、これだから私の姫さまは…、サングラスにマスクをしていても、例えフルフェイスのヘルメットを被っていても、歩いているだけで高貴なお方だとばれてしまいます、もっと自覚して下さい。」
「待って、流石にフルフェイスで歩いていたら、怪しい人と思われて逆に変人として目立つでしょ。」
「今回は店の人に協力して頂いて目立たない席を用意させて頂きました、フルフェイスの必要は有りません。
さらに私の部下の中から美形を選びましたので、席の関係上そちらに目が行き、奥の席の遥香さまには気付かれないと思います、ですが姫オーラが出てしまいますとミッションが失敗してしまいます。
くれぐれもお気を付けください。」
「分かったわ。」
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チーム遥香-02 [高校生会議-09]

静香は仕事の中心を遥香姫親衛隊に置くようになった。
社員達は直属の上司のみならず、静香にも判断を仰いだ上で事を進めている。
始めは高校生の意見も聞いておこうという軽い感じだったのが、彼女の急速な成長に伴い欠かす事が出来なくなった。
社員達は子どもらしさが消え始めた長身の美少女から、直接指示を受けたいと話しているが、システムを通してでも嬉しそうだ。
慣れない内は私に相談して来る事も有った彼女も、最近は自分で判断出来ている。
全体を見る事が出来ているので社員の見落としに気付く事も多い。
気付かなかったら口を挟もうかという事も、問題なく処理して、高一ながら立派に管理職としての仕事を全うしている。

「静香、仕事は広範囲に及んでいるけど卒なくこなしてるわね。」
「どうでしょう、確認作業が主ですから学校に通いながらでも何とかなっていますが…。」
「現場へ足を運んでくれるだけでも喜ばれているし、新商品発売イベントは盛況だったそうじゃない。」
「はい…、初めてモデルになった頃は全然余裕が無くてひどかったですが、色々遥香さまの無茶ぶりにお応えしてる内に、随分鍛えられました。」
「え~、無茶ぶりというのは心外だな~。」
「桜さんも忍さんも、遥香さまに鍛えられたと話してみえましたよ。」
「私は伸びそうな人に対して、その力に相応しい環境を用意させて貰ってるだけよ。
私だって、姫社長になってなかったら、威張り散らして指示を出すなんて事、無かったと思うわ。
静香も、モデルとして、親衛隊隊長として、持ってた力を発揮してるだけの事、もう私の僕なんて卒業ね。」
「それは嫌です、ずっと遥香さまに尽くさせて下さい、親衛隊隊長なのですから。」
「ふふ、社長補佐になってどう?」
「仕事時間は遥香さまの指示通りで変わらないのに、月給制にして頂いてしかも額が…。」
「病気がちのご家族を扶養して行けそう?」
「はい、有難う御座います、遥香さまは我が家にとって神の様な存在です。」
「それは神様に失礼ですよ、話は聞いていましたから他の形での支援を考えた事も有りました、でも静香が自力で稼げそうだと感じましたからね。」
「多過ぎる気がしています。」
「自信を持ちなさい、静香はその給料に見合う働きをしてるの。
高校生の間、学校の成績を維持しつつ、今程度の仕事は続けられそう?」
「はい、全然問題ないです。」
「しばらくは今のペースで、無理しないでね。
ちなみに、桜達は静香より随分給料が少ないけど、それは扶養する人がいないからと考えてね。」
「はい、前野副社長からもその様に伺っています、桜さんや忍さんにも伝えて下さっているそうで、誤解を招かない為に気を使って頂いてます。」
「そっか、ねえ、静香は聡美さんと話す事有るの?」
「はい、しばらくファミレスで一緒でした、頭の良い人ですから教えて頂く事も多かったです、彼女は遥香さまから春休みの合宿に誘われて喜んでいました。
桜さん達と相談して、社長補佐のワークシートにアクセスして頂ける様にしました、同じ部長待遇ですから。」
「うん、良いわね、聡美さんは社内のアイドル的存在で、静香とはまた違った人気者なのよ。
静香は合宿の日程どう?」
「少し高校を休んで早めようかと思っています、聡美さんは卒業で一足早く高校から解放されます、私は出来ればそれに合わせたいと。」
「学校の方に問題なければだけれど。」
「本心は、もう中卒でも良いかと思っています、遥香さまの後を追って中退したいぐらいです。
でも高校生会議の事も有りますので…、進学希望者より好成績で卒業して、聡美さんと同様、高校生に進学という事を考えさせるきっかけになるつもりです。
まあ、少しぐらいずる休みしても、うちの先生方は遥香姫親衛隊の隊員ですから、余程の事でない限り…、隊長には逆らわないでしょう。」
「私の知らない内に随分逞しくなったのね、ふふ、高校を王国の手中に治めたという事かしら。」
「はい。」
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チーム遥香-01 [高校生会議-09]

高校生社員、聡美さんは婚活支援部(仮)の部長として、遥香フレンズという真面目な出会いの場を提供する事業に当たっている。
普通なら、高三の彼女が担当する事では無いだろう。
だが、うちは高一の私が社長を務めさせて頂いている様な会社。
静香の成長ぶりも社員の皆が知っている。
能力の高い人材にはそれなりの立場を与え育てる、という私の方針を面白がってる連中も多い。
一月から三月までの期間、聡美さんが部長職を体験する事に異論は出なかった。
可愛い後輩の成長ぶりを楽しむという、先輩社員の娯楽対象にもなっているからだ。
本人は…。

「遥香さま、給料がいきなり上がるそうですが。」
「学校の方は優秀な成績で卒業でしょ、羨ましいな、私は高校中退なのよ。
仕事に集中出来るのならそれなりの働きと、報酬、心配しなくても四月からは…、普通の新入社員という道も有りますからね、私はお勧めしませんが。
まあ、年度内は部長として社員の皆さんを楽しませてあげて下さい。」
「いきなり部長研修になるとは思ってませんでした、でも良い経験をさせて頂いていると思います。
遥香システムのお陰で私のなすべき事は皆さんが教えて下さいます。」
「そうなってるのは聡美さんの実力なの、教えられた事を整理して実行してるから社員も教え易いのよ。
皆さん私の下で働きたいという様な人達だから、可愛い聡美さんの部下になる事にも抵抗ないの。
正式な部下がいない状態でも、我が社の余力だけで遥香フレンズの準備が随分進んだでしょ。」
「はい、遥香システムあっての事です。」
「そうね、まともに機能していてくれて嬉しいわ、今はダブルワークも上手く機能している様で安心しました、でも人の手が不足しそうなら応援要請をして下さいね。
有給休暇を取り易い様に人の余裕を作っています、時間に追われる作業は多く有りません、先輩方が何とかしてくれますよ。」
「はい。」
「そうなると問題はイベントの内容ですね、一通り目は通しましたが。」
「はい、始めは色々な企画を提案して行きますが、最低募集人数に達しなかった企画は不成立として理由を検討、今後の参考にさせて頂こうと考えています。
スタートは規模を小さめにして身内中心になりますので問題ないかと。」
「ええ、良い案だと思って見ていました、福利厚生の一環でも有りますので大儲けの必要は有りませんが、赤字にしないという気持ちは大切です。
それで今後の事なのですが、ファミレス実習生の中に四月以降、高校生社員に成れそうな人はいませんか?」
「成りたがっている子は三人います。」
「聡美さんの評価は?」
「特に頭の良い子が一人、可愛さと愛想の良さでお客様からの人気が高い子が一人、もう一人は何事にも真面目に誠実に取り組んでくれています。
三人とも学業をおろそかにしていません。」
「高校生社員に推薦できますか?」
「もう一度本人達の希望と覚悟を確認してからならば。」
「それでは確認をお願いします。」
「はい、ところで私は四月から、何処に配属されるか決まったのですか?」
「もう少し待って、え~っと、きちんと休みを取る事を前提に考えた上で、今、仕事に余力は有りますか?」
「はい、部長研修そのものは特に拘束されるものでは有りませんし、遥香フレンズも、部長として取り組むのなら頼れる先輩方にお任せするのが仕事ですので、ファミレス中心に働こうかと思っています。」
「第一支部に随分アドバイスしてくれたでしょ、その内容をまとめ直して欲しいと思うのだけど。」
「分かりました、ファミレスマニュアルの再構築を考えながらアドバイスしていましたので、今月中にはある程度の形に出来ると思います。」
「ふふ、余裕が有り過ぎるみたいね、ならば、その作業を来月末まで先延ばしして、これからプリンセス遥香関連の店を仕事として回って貰えませんか、お友達の飲食費とかもこちらで負担しますから、仕事と遊び半々で構いません。」
「分かりました、何をすれば良いのか分かっているつもりです、報告はどの様な形にすればよろしいですか?」
「普通に自分専用のワークシートで報告書を作成して下さい。
「分かりました、部長待遇ですから遥香さまと副社長のみが閲覧可能という事ですね。」
「ええ、後は…。」

聡美さんの能力は高い、進学を目指してもそれなりの所に入学出来たと思う。
彼女は受験勉強に使う無駄なエネルギーを、バイト実習や高校生社員としての仕事に思いっきりぶつけて、自分のスキルを上げたと話してくれた。
仕事に対する意識の高さは大学生社員達より上かもしれない。
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大学-10 [高校生会議-08]

大学での生活は十二月末で一区切りと決めた。
当初予定していた事は概ね出来たと思う、すでにシステムは学生が教員と共に充実させて行く段階になり、私がこの地に留まる必要はない。
ここでの生活は学生達に守られ楽しいものだった、家も有るので暑い季節は、またここで暮らしたいと思う。

私なりの締めくくりとして、高校生会議のクリスマスイベントで歌を披露させて頂いた。
ホールは満席、CDが売れた事もあってテレビ局のカメラも入った。
その後、高校生会議の代表達と…。

「遥香さま本日は有難う御座いました。
素晴らしい歌声に、うちの先輩方も、高校生会議第一支部のイベントで最高なものになったと喜んでいました。」
「喜んで頂けて嬉しいです。」
「今までシステム上でも多くの助言を頂き助かりました、今後もよろしくお願いします。」
「こちらこそお願いします、この地でもプリンセス遥香関連の店がリニューアルオープンします、高校生会議の研修を受けた実習生達は如何ですか?」
「はい、第十七支部から多くの情報を頂いております、聡美さんからも新規事業立ち上げでお忙しい中、多くの助言を頂いて、皆が高校生社員に憧れを抱いております。」
「ここの支社は多くの案件を抱えていますから、今後採用を始めていきたいと思っています、その時はよろしくお願いします。
遥香コーポレーションの支社、遥香姫親衛隊岩崎学園大学支部もバックアップしますので、第一支部を盛り上げて下さい。」
「有難う御座います、自分も四月より岩崎学園大学への入学が決まっています、離れていても遥香さまと同期、恥ずかしくない活動をしたいと考えています、親衛隊副長の一人としましても。」
「あっ、そうでしたか、大学の近藤副長とのコンタクトは取れていますか?
システム上は直接交流出来ない状態ですが。」
「面識は有りますが、特に交流は有りません。」
「分かりました、副長を名乗る者は高校生会議システムへのアクセス権を与えます。
現時点で副長は何名ですか?」
「五名です、第三支部と第十七支部、それと遥香コーポレーションに。」
「そうね、彼も同列の副長扱いにして上げましょう、でも静香直属の部下ですから、特に交流の必要は有りません、桜、ノートパソコンを。」
「はい。」
しばらく雑談しながら作業。
「静香が、隊長と副長のみアクセス出来るワークシートを作っていますから、後でアクセスして下さい、そこで近藤副長と交流して下さいね。
メアド交換するかどうかは二人で相談して下さい。
ちなみに、近藤副長は可愛い後輩のメアドを知りたがっていますよ。」
「えっ、ちょっとドキドキですが。」
「入学したら副長二人で学内もしっかりお願いしますね。」
「でも、副長の座は後輩に譲るつもりでしたが。」
「近藤副長だって春には四年生で、いずれ後輩に譲る必要が有ります、細かい事は皆さんで相談して下さい。」
「分かりました、静香隊長とも相談してみます。」

私がこの地を離れるタイミングで、副長の役割を見直す様、指示を出した。
遥香姫親衛隊副長の内三人は岩崎高校生会議のスタッフでもある。
巨大化していく組織では常に組織改革が必要。
効率良く実績を上げ続けられるかどうか、その鍵を握るのはリーダーの資質だが、例え優秀な人材がいても、それを活かせない組織では意味がない。
高校生会議は支部ごとの活動だったのを、システムの導入によって三つの支部が情報交換出来る状態にした。
ここに岩崎学園大学を絡めての発展、拡大を目論む。
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大学-09 [高校生会議-08]

桜さんと忍さんは私の部屋で過ごす事が多くなった。
大学のオフィスは五時過ぎに締め、三人で夕食を取り、そのまま部屋で仕事や雑談というパターンが増えている。
二人は隣の部屋で泊まる事も。

「遥香さま、毎晩ここに泊まりたいです~。」
「そうね、良いわよ、忍、今の部屋を引き払って越してらっしゃい。」
「私も良いですか?」
「うん、一部屋ずつ使ってね、メイド長に手配させるわ。」
「有難う御座います~。」
「私がいない時も普通にここで暮らしてね、庭が一般開放されても生活に支障はない筈よ。
原則、掃除のメイド以外は入れて欲しくないかな。」
「自分達で掃除しますから、私達以外は入れません。」
「細かい事はメイド長と相談してね。」
「はい。」
「遥香さま、年末年始の予定は決まりましたか?」
「まだ返事はしてないけど、高校生会議のクリスマスイベントはここの第一支部、新年のイベントは実家の第十七支部にしようと思うの、二人の予定は?」
「では、クリスマスイベントに参加して、遥香さまが実家へ戻られるタイミングで私も実家へ帰ります。」
「私も同様に、でも静香と会う約束をしていますので、新年のイベントも遥香さまとご一緒させて下さい。」
「あっ、桜、いつの間に…。」
「忍も予定が空いてたら大丈夫よ。」
「宿泊とか大丈夫なの?」
「静香が手配してくれるって、最悪の場合は清音副社長に泣きついて、遥香さまを囲む女子会を開催だそうよ。」
「う~ん、静香も逞しくなったな~。」
「本人は早く遥香さまに会いたいって。」
「そうね、うちなら大丈夫、連絡しておくから実家に泊まってね、静香も呼ばなきゃ。
でも二人とも私にくっついてばかりでは彼氏出来ないわよ。」
「ご心配なく、今は遥香さま一筋、大学を卒業してから合コン企画に参加して…、遥香さまの側近というだけで男どもが寄って来るでしょう。」
「確かに遥香さまの事はよく聞かれるわね、私は会社の先輩に期待してるのだけど、立場上こっちが上ってどうよ?」
「それぐらい乗り越えてくれなきゃ、私の部下は全員年上なのよ、姫になってから告白されなくなって楽になったけど、ハードルの高さを半端なく上げてしまったわ。」
「勿論です、生半可な男では遥香さまとつり合いが取れません。」
「岩崎社長の御子息は如何ですか?」
「お父さまは、そこまでの勇者ではないと話して見えた…。」
「まあ、何時か王子様が現れますよ。」
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大学-08 [高校生会議-08]

大学のシステム構築が順調なので、私なりに大学生活をエンジョイしている。
体育館でバドミントンをしたり、英会話のレッスンに潜り込んだり。
休みの日は親衛隊を引き連れて遊びに行く事も、連れ歩く親衛隊は全員システムへの理解度が高い人達、つまり能力の高い人達で、会話のテンポが良い、英語だけで過ごす時も有る。
カラオケではせがまれてワンマンショーに成ったりするが楽しい時間だ。

「遥香さま、発売されたCD買わせて頂きました、とても良かったです。」
「有難う。」
「利益はすべて寄付されるのですか?」
「ええ、施設の子ども達に喜んで貰えると嬉しいです。」
「我々は何時も遥香さまに奢って頂いてますが、岩崎王国の企業は役員報酬が安いと聞いてます、少し気になるのですが。」
「そうですね、簡単に言えば社長でも会社からの報酬が年間五千万を越える人はいません、それ以上稼ぎたい人は、他社へ転職か自分で起業されます。」
「会社にとって有能な人が離れて行く事は、マイナスにならないのですか?」
「お父さまを慕う優秀な人材は沢山います、その人達にとっては昇進の機会となります。
役員に成った人達は次世代の育成を常に考える様、お父さまから指示を受けていて、それを実行して下さっています。
取締役経験者が自分の役職を後継に任せ、新たに子会社を設立といった形で王国の拡大を計ったり、自ら降格し若手を下から支えたり、後進の指導に当たる人も有ります。
高額な報酬を求める人でなく、王国の為にと考える人達が王国を支えています。」
「自ら降格の話は本当だったのですね。」
「はい、昇進する人はお父さまの理念に賛同して下さる方が中心です、岩崎王国は他に例を見ない企業体です。
学長には岩崎王国について研究する講座を開く様、提案させて頂きました。」
「確かに必要ですね、遥香さまからお話を伺って、改めて王国のシステムを知りたくなりました。」
「やはり遥香さまの収入が気になってしまうのですが…。」
「社長としての給料、特別職、姫としての手当が有ります、来年の年収は五千万近くになると思います。」
「王国の最高額ですか?」
「はい、会社からの報酬としては、お父さまより高額になると思います。」
「やはり貯蓄ですか?」
「いえ、会社の株を買う資金に充てます、足りなければテレビ出演で稼ぎます。」
「あっ、この前も取材が来てましたね、桜がずっと話してましたが。」
「カメラの前ではあまり話さない方針なのです、桜は静香と情報交換してポイントがずれない様に気を付けていてくれます。」
「遥香さまが指示を出す姿も素敵なのにな。」
「いずれは違った映像も表に出して行きます、今は小出しにして人の気を引くという作戦です。」
「この前は俺も映ってしまいましたが、最近は奢って下さるメンバーが固定して来ましたね。」
「ええ、身の回りには能力の高い方にいて頂きたいですから。」
「若干申し訳なく思うのですが。」
「ではエリート候補生という称号を授けましょう、将来王国内で役員に成る事を目指して下さい。
それと、桜と忍は遥香コーポレーション社長補佐への昇進が決定しました、文句は言わせません。
さあ、昇進祝いに、そうですね居酒屋という所へ行ってみたいのですが如何ですか?」
「えっ、社長補佐って。」
「組織を見直して部長の一部と社長補佐は副社長になって貰いました。
今後、社長補佐は副社長の一個下、部長クラスと考えて下さい、静香と三人です、職務内容に大きな変化は有りませんが三人で相談して動いて下さい、副社長達の承認も得て有りますからね。」
「すごい出世だな。」
「うらやましいがエリート候補生という肩書だけでも嬉しいぞ。」
「では私の知ってる店へ行きましょう、連絡を入れておきます、あなた達、間違っても飲み過ぎて遥香さまに失礼な事をしないでね。」
「おう、当たり前だ。」
「遥香さま、社長補佐の話はホントにホントなのですか?」
「忍は嫌なの?」
「ま、まさかです、大学三年にして憧れていた遥香コーポレーションの社長補佐になれるとは思ってもいませんでした。」
「当然副社長候補という事は理解出来ていますね?」
「は、はい。」
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大学-07 [高校生会議-08]

大学内の組織固めは忍さんが中心になって進めてくれた。
遥香姫親衛隊岩崎学園大学支部、支部長を忍さんとし、桜さんの他、副長、メイド長、学長などがその下に、清掃などの担当責任者がその下につく、雑事は忍さん直属の部下が担う。
彼女は管理責任者の仕事をしっかり理解していて私を安心させてくれた。
今の所、学習関連も同じシステム内で運用。
この組織を中心に学内改革を始めている。
元々質も向上心も高い人が多かったのだが、システム構築が始まったことで意識がさらに高まっていると学長に言われた。
学生主体のとは別に大学運営システムの導入作業も進んでいる、これは大学職員が使う。

運用開始から一か月もすると皆慣れて来た。
特に、桜さん、忍さん他三名は理解が早くしっかり使いこなしている。
忍さんにも大学生社員になって貰った。
学長と相談して、理解の早い三名は大学の職員扱いとし、大学職員にシステムの利用法を教えたり、作業を手伝ったりして貰っている、その分うちの社員を減らす事が出来た。
しばらくすれば作業効率が上がるだろう。

学生達は、実験的講義だけでなく、普通の講義でもワークシートをノート代わりに使っていて、複数の学生が共同で学習内容を掘り下げる事も盛んになりつつ有る。
実習レポートや卒論では、担当教官が常に学生達の進み具合を確認出来る。
上級生は殆どの人が遥香姫親衛隊に入りシステム登録した。
運用コストの一部を遥香コーポレーションが負担している事は学生達も知っているので問題はないだろう。
この大学で使い続けて行けば、自然とシステムは強化され、優秀な学生達が機能を最大限に引き出してくれると思う。
また桜さんからは改良の提案も有って開発部が検討している、企業で使っているシステムにも応用出来れば更なるバージョンアップも可能だ。

私の学習計画も作り始めて学長とも相談、基本的にレポート提出と試験合格で単位を認めて貰う形に出来そう、出席日数関係なくだ。
講義に拘束される事なく単位をマイペースで取れれば助かる。
問題は試験の日程、試験時間が重なると履修できる科目が制限される。
シークレットモードで他の学生より先に試験を受けさせて貰えないか学長にお願いしてあるが、まだ返事は頂けていない。
実はすでに五科目はテキストを読み過去問で合格点を取れた。
許されたら一気に単位を取ろうと目論んでいる訳だ。」
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大学-06 [高校生会議-08]

実験的講義に向けて準備を進めた。
まずはテキストの著者と著作権関係の調整をし、紙の本から電子書籍の形に変える事の承諾を得た。
さらに、著者自らも参加協力して下さる事に。
条件は金銭より私とお茶の時間を持つ事、こういう人が多いから私の活動は円滑に進んでいる。
桜さんはこんな交渉事を苦も無くこなしてくれた。
受講生にはシステムに登録して貰ったが、さりげなく全員が遥香姫親衛隊に登録済、私が教室で講義を受けてから登録したという人もいたが、お陰で余計な事を考える必要がなくなり助かった。
実験的講義、当日…。

「それでは皆さんシステムに入って講義テキストの六十八ページを開いて下さい。」
「おい、山根、四十八ページじゃないぞ。」
上位者である先生は各自がどのページを見ているのか把握出来ている。
「す、すいません先生、遥香さまに見とれていました。」
「山根さん、真面目に取り組んで下さいね。
では内容を読んで、先生からの注目して考えて欲しいというポイントを中心に、質問などを書き込んで下さい、記入方法は研修済だと思いますが、分からなかったら、桜を呼んで下さい…。
今、伊藤さんが書き込んで下さいましたが確認出来ていますか?」

次第に慣れて来たのか、あちこちの項目で質問がなされ、先生や著者の解説が書き込まれて行く。
解説に対して更に質問も。
今回はすべてをパソコンの画面上だけで進めている。
文章が残るので、後から見ても問題ない。
私は、話題を追いながら優先順位を付けて行く。
優先順位上位は全員が閲覧、もし見落としても後から確認できる。
終了後、著者の先生、担当教授と…。

「自分が書いたもので有りながら、学生からの質問に対して捕捉が付けられ…、何か本が鍛えられた気分です。」
「一般の講義でも同じ事が行われているのかもしれませんが、記録が残り再度議論し直すといった事も可能、先生は分かり易さを優先して書いて下さったと思うのですが、それ故、深め易いテキストなのかも知れません、違った可能性が見えて来ましたね。」
「今日は教室にいましたが別室にいても、いえ学生達だって教室にいる必要は有りません。
遥香さま、ただ書き込まれた文章は整理して行く必要が有りますね。」
「はい、その為に内容の優先順位を付けてみました、今後は先生にお願いしたい作業です。
今日見ていて、思っていたより誤字脱字が少なく文章が読み易かったです、この大学のレベルの高さが感じられました。
これなら、無駄な文章の整理は学生にお任せしても良いかもしれません。
レベルが低いと、消して良い部分と消してはいけない部分の判断を間違える可能性が有りますが、その心配は無さそうです、桜、どうですか?」
「はい、今日の講義中に使った部分をコピーして、学生有志と整理を試みてみます。」
「学生有志ですか?」
「はい、実験的講義や遥香システムに興味の有る学生と意見交換しようと声を掛けて有ります。
もう一度今日の講義を振り返りながらの、システム研修希望者が…、えっと、現時点で二十三名になりました。」
「では、すぐに進めて下さい。」
「はい。」
「先生、今後は、同時に受講する必要もないと考えています、要は学生達が内容を理解し自分なりに考えてくれる事が大切です。
指定の期間中に一回以上アクセスし、読んだり書き込んだり、まともなレポートを提出したら出席扱いとかで如何でしょう。」
「実習で遠方へ出かけていても単位が取れる様になると、喜ぶ人は多いだろうね。」
「今日のレポートの結果が判断材料になります。」
「レポートは遥香さまも目を通されるのですか?」
「はい勿論です、私なりに評価させて頂きます。」
「と、言いますと?」
「講義に参加した人の中にはうちの大学生社員希望者もいます。
優秀な方には逆にこちらから声を掛けさせて頂きたいと思っています。」
「そういった事は学生に伝えても構わないですか?」
「私は構いませんが。」
「それを知れば奴らも気合いが入るでしょう、気の緩んでる奴もいますから。」
「分かりました、私も気合いを入れるお手伝いぐらいなら、桜も手伝ってね。」
「はい。」
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大学-05 [高校生会議-08]

翌日午後は経済学部の講義、学生は四十名ほど。
内容は今までに読んだ本より簡単かもしれない。
話を聴きながらテキストを読んでいた。

「遥香さま、講義は如何でしたか?」
「思ったより簡単だった、テキストを読んでみたけど試験で合格点取れそうな気がするわ。」
「社長をやられていて、こういった内容は参考になるものですか?」
「問題は、ここから自分でどう発展させて行くかでしょうね。
私の場合は社長と言っても、とても特殊な会社で通常の理論は通用しないのですが。」
「そういうものですか…。」
「桜さん、今の先生とお話しさせて頂く時間を取って頂けますか。
内容はテキストを選んだ理由と、実験的講義への協力要請と伝えて下さい。」
「はい、かしこまりました…、遥香さま…、個人的なお願いですが…。」
「はい?」
「映像で、遥香さまが静香隊長を静香と呼び捨てにされてる場面を見て、憧れていたのですが。」
「分かりました、桜、今頃は私のスケジュールが確認出来る状態になっている筈です、それを確認後、先生と調整して下さい、時間は二時間程度でお願いします。
先生にもシステムへの登録をお願いしておいて下さい。」
「分かりました。」
「うちの社員がオフィスにいたら、桜の大学生社員契約のはなしを進めておいて下さい、私はこの後、学長と会いますから学長室までは連れて行って下さいますか。」
「はい、こちらです。」

学長はパーティーでお会いしていて面識は有る。
その場でシステムに登録して頂き、概要の説明をさせて頂いた後、共に現在の状況を確認。

「あっ、校内の美化に取り組んでくれるのだね。
簡単そうな事なのだが、なかなか徹底出来なくてね…。
提案として、業者への依存度を下げ親衛隊中心に取り組むか…。
学生の自主的な活動は大歓迎だよ。
花壇の予算は検討させて貰おう、予算案の提出をお願いだね。」
「では、入力をお願いします。」
「ああ。」
「予算等に関して確認、予算書をこのページにリンクの事、といった内容を書き込んで、実行して下さい。」
「こうかな…。
ああ、成程、これだけで私からの指示と分かる訳か。」
「はい、学長はこのワークシート担当者より上位と認識されていますので、この様な指示が可能になっています。
文末に表示されている、未処理という項目は担当者が状況に応じて、受理、実行中、保留など変えて行きます。
学長が実行された段階で、担当者に対して上位者からの書き込みが有った事を知らせるシステムになっています。
アップされた段階で携帯へ知らせる事も出来ます。
多分、今は研修中ですので…、画面更新をすると…、未処理が受理に変わりました。」
企業で使っているシステムでは、予算書が上司に認められた段階で経理へコピーを回し、送金指示の参考に使われます。
そういった履歴もメインのワークシートで確認出来ます。」
「成程、シートを共有しているから管理が楽という事か、部下を呼び寄せてあの件はどうなってる、なんて会話は、遥香コーポレーションには無いのだね。」
「はい、ここにいても、本社支社の作業進行状況が把握出来ています。」
「多機能集約型と聞いているが?」
「ええ、但し企業によって調整をしています、多過ぎる機能はかえって邪魔になる場合も有りますので。」
「遥香さまは今日で二日目、まだ慣れない事も多いとは思いますが問題は有りませんか。」
「大丈夫です、素敵なお姉さんが出来ましたから。」
「お兄さんはどうです?」
「お父さまの指示かもしれませんが、大事なポジションはお姉さんになっています。
大学生社員の男性には動いて貰ってますが。」
「遥香さまが来て下さって学内が華やいだ雰囲気になっています、職員も遥香さまをお見かけしたとか騒いでまして…。
あっ、撮影機材に関して…、こういう形でも情報が共有出来る訳か、やはり講義風景を撮影するのかな?」
「試してみますが、多用しないかも知れません、ただ離れていても自分の先生を意識する事は大切かも知れないと考えています。
しばらくは実験的な講義を展開しつつ可能性を探って行きたいと考えています。」
「このページは閲覧不可なんだね。」
「はい、最上位の制限を掛けて私のみが閲覧出来る状態にして有ります。
かなりの個人情報ですから、私も閲覧した内容を人に話す事は出来ません。」
「ハッキングの可能性は?」
「絶対とは言い切れない事を理解して頂いた上で、各自の履歴や私に伝えたい事を書いて頂いています。
同じ条件で私の秘密が保存して有り、ハッキングを試みるよう指示を出して有りますが、まだ破られていません。」
「遥香さまの秘密が気になります。」
「成功した人は公表しなくてはいけないのですが、学長にもお教えする訳には行きません、暇が有ったらハッキングを試みて下さい。」
「私の専門外ですから諦めます、システム構築には時間が掛かりそうですか?」
「実験的な講義の成果次第です、急いでいません。」
「分かりました、じっくり取り組んで下さい。
何か困った事が有ったら遠慮なくどうぞ。」
「有難う御座います。」

学長とは色々な話をした、岩崎社長が一目置く人物だけあって話の内容は深い。
お話が済んだ後、私のオフィスまで送って下さった。
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