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Lento 7,TV収録の日 ブログトップ
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TV収録-1 [Lento 7,TV収録の日]

真子と和音のTV出演は11月10日土曜日の夕方だ。
TV局の桜庭康平が動けばもっと早くすることも可能だったが、体制を整えてからということでこの日に決まった。
CDとDVDだけでなく、12月15日夜、偶然のキャンセルで実現した大ホールでのコンサートチケット販売体制も整った。
番組は名古屋に本社を置く優良企業がスポンサーとなっている。
和音たちが登場するその企業の新しいCMのお披露目という意味合いもあるのだ。

初めてのTV出演は演奏会風景が中心で12分程度のものだったが、今回はスタジオで収録され、放送時間も、トークと演奏で30分を越えるものになる予定だ。
CMの撮影で多少慣れたとは言え、和音は落ち着かない。
演奏はともかくインタビューに応えたりするのは自信がないのだ。

「ねえ真子、質問には真子が全部答えるというわけにはいかないかしら。」
「まあ、ある程度そうするけど全部とはいかないでしょうね。」
「う~ん、白川さんからは何事も経験だからと言われえているけど…。」
「ふふ、別に言葉で答えなくてもいいんじゃない。」
「えっ、どういうこと。」
「ピアノで返事してあげれば面白いかもよ。」
「あっ、それなら気楽ね。」
「気楽とまで言うか…、じゃあ桜庭さんに相談してきてあげる。」
「お願いね、真子だけが頼りなんだから。」
「ふふ、大丈夫よ。」

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TV収録-2 [Lento 7,TV収録の日]

番組の収録は2時間ほどかけて行われた。
スタッフが待ち受ける中、スタジオへ入る二人。
初めてのスタジオでも、余裕を感じさせる真子、すでにベテランのダンサーを演じているのだ。
CM撮影が順調に行ったことも自信につながっている。
一方の和音は落ち着かない感じだ、ピアノを弾いていない時はごく普通のおとなしい女の子、美人ではあるが。

収録はまず和音の演奏から始まる。
その方が和音も落ち着くだろうという真子の提案により決まった。

シューマンのトロイメライが始まる。
演奏が始まった瞬間からやさしい音色がスタジオ中を包み込む。
そこには聴衆を魅了する名ピアニスト和音がいた。
思わず自分の仕事を忘れ聴きほれるスタジオのスタッフたち。

続いてはドヴォルザークのユモレスク、真子が踊り始める…。

演奏の収録は一時間ほど続き、NGなしの演奏時間は合計45分くらいになった。
演奏の途中から、すでにスタッフの幾人かは悩み始めていた。
放映時間は35分、トークの時間もある。
限られた時間でどの曲を使うか選ばなくてはいけない。
プロデューサーは何曲か演奏した中から良いものを使おうと安易に考えていたのだが…。
全部良いとは彼の想定外だったのだ。

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TV収録-3 [Lento 7,TV収録の日]

インタビユーは局のアナウンサーも初めて経験する形で始まった。
中央奥のピアノに和音が座り、左に真子、右に司会者という配置だ。

まず静かにBGMを弾き始める和音。
タイミングを合わせ司会の宮崎が話し始める。
「今日は彗星のごとく登場した、不思議な天才ピアニスト中村和音さんと舞踏家柳原真子さんにお越しいただきました。
司会はわたくし、宮崎正直が努めさせていただきます。
9月にお二人の演奏会を夕方の番組で紹介させていただいた所、多くの問い合わせをいただきました。
反響の大きさに、うちの局でバックアップをしようという話が、出るか出ないかの内にスポンサーが現れ、先程のCMが完成というわけです。
ではまず、お二人に自己紹介をお願いします。」
一呼吸おいて…。
「みなさん、こんにちは、柳原真子と申します。
この夏に、プロのダンサーという肩書きをいただきました。
ヨーロッパの古典的な踊りから、創作舞踏など色々舞っております、時には踊りの枠からはみだすこともありますが、気持ちよく相方のピアノに踊らされています。
ピアノを弾いてるのが、その相方の中村和音です。」
ここで和音のピアノはBGMから、がらりと曲想を変える。
カメラに向かって軽く微笑み、会釈しながら、暖かいメロディを奏で、また元のBGMに戻る。
「有難うございました、ではまずお二人のプロフィールを私の方から紹介させていただきます。」
二人の経歴を紹介していく司会の宮崎。
その内容に合わせて和音のBGMが変わっていく。
ピアノでその時の思いなどをさりげなく表現している。
紹介が終わって宮崎が続ける。
「ところで最近CDやDVDを出されたそうですが。」
「はい。」と真子。
和音はピアノで返事をしている。
「しかもCDは5本同時に出されたのですよね?」
「はい、何でも選曲担当者が途中で面倒になって手元にあった音源を5本に分けたって噂が広がってます。」
和音のピアノがコケティッシュな感じでフォローする。
聴いている者たちには、そうなのよね~困ったものだわ…、と聴こえてくるから不思議なものだ。
「それでも、売れてきてるんですよね。」
「まだまだ知る人ぞ知るという感じでですが、和音のファンは増えてきているんですよ。」
「和音さん、今の心境はどうなんですか。」
ピアノは、とまどいとプレッシャーを表現するが続けて明日への希望を奏でる。
「そうですか、色々大変でもがんばっていこうということなんですね。」
はいがんばります、とピアノで答える和音。


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TV収録-4 [Lento 7,TV収録の日]

それにしても、私も今まで色々なインタビューを経験してきましたが、ピアノで答えていただくというのは初めてで、不思議な感じがしています。
何か特別な練習をされたのですか?」
ピアノが、それわね、っと奏でて、たどたどしい子守歌に変わる。
真子が説明する。
「和音が5歳になった頃、妹が生まれたんです。
その妹にずっとピアノで話しかけていたのが、成長につれ対話になっていったそうです。
そして、和音がピアノに向かっている時、妹がいたずらしたら…。」
ピアノは、だめよ、そんなことしちゃ、と奏でる。
「それでもやめないと…。」
和音は、やめなさい! と、強く鍵盤を叩く。
「で、いたずらをやめると…。」
がらっと雰囲気を変え、おりこうさんねという感じの優しいメロディが流れる。
「小さい頃は、こんな感じだったそうなんですが、成長に合わせて会話の幅も広がったそうで、今では、お姉ちゃん私の白いバッグ知らない? とか聞かれると。」
それはねっ、て感じで、メロディが流れる。
「あっ、あったわ、お姉ちゃん有難う、となるんだそうで、長いことピアノで妹の相手をしている内に自然にできあがった固有名詞的なメロディも幾つかあるそうです。」
「ということは練習して身に着けたいう感覚ではないのですね。」と、宮崎。
そうよ~、とピアノが答え。
「和音にとってピアノを練習するという感覚は、中三の高校入試から大学一年生ぐらいの間だけだったのだそうです。
その前は、初めての曲でも、どんな曲なんだろうという好奇心で弾いてたから自由だったし、その後は練習というよりは自分のピアノを創るという感覚になって、そうですね上手に弾ける様に練習するというより、どっちの演奏が良いかなと弾き比べてみたりという感じなんだそうです。
まぁそれも練習といえば練習なんでしょうけど。」
「私も子どもの頃ピアノ教室に行ってましてね、でも練習が嫌で長く続かなくて、ちょっと練習のことにこだわってしまいました。」
良いのよ~、と和音のピアノ。

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TV収録-5 [Lento 7,TV収録の日]

「私もバレーの練習、好きじゃなかったから分かりますわ。」
真子が続ける。
「真子さんは小さい頃からバレーを習ってみえたのですね。
練習が好きじゃなくても、ダンサーになったということは?」
「踊ることは好きだったんです、でも自分の好きな様に動きたかったのです。
誰かが決めた通りに踊るのではなく、自分の感性で自由に舞いたかった。
その思いが和音と出会って実現しました。」
「和音さんと出会ってなかったらプロにはなってなかったということですか?」
「はい、私と和音は性格も全く違うのですが、感覚的にすごく分かり合えてる部分があって。」
「でなければ、すばらしい演奏できないですよね。」
「ふふ、和音となら練習しなくてもいいんです。」
「お二人で練習とかしてないのですか?」
「本番の回数が多いですから。
打ち合わせをすることはありますけど、基本的に即興性が好きなんです、私たち。」
和音はピアノで輪舞曲をベースに、二人の会話を包み込んでいる。
「即興演奏ですか?」
「少しお見せしましょうか。」
「ぜひお願いします。」

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TV収録-6 [Lento 7,TV収録の日]

ここでインタビューは一旦休憩となる。
即興演奏は先に収録済みだ。

「それにしても驚きましたよ、和音さんのピアノには。」
と、司会の宮崎。
「そうですか。」
照れくさそうに答える和音。
「ふふ、ピアノでしか語らないピアニストなんてミステリアスな感じで面白いでしょ。」
「真子さん、そうは言ってもご本人の声も聞きたいものですよ。」
「ご本人はピアノの方が気楽、なんて言ってるんですけどね。」
「そうなんですか?」
「はい、あまり人前で話すこと得意じゃないんです。」
「和音もLentoではうまいトークをしてるのにね。」
「まあLentoは自分の家のようなものだから。」
「Lentoって?」
「ああ、私たちが普段演奏している店です。」
「そうなんですか、ではお店の宣伝も入れないといけませんよね。」
「それはだめなんです、今でも予約で一杯、これ以上会員を増やせない状態なんです。
それより12月15日夜の公会堂大ホールでのコンサートをプッシュしてもらえませんか。
決まったのが遅かったのでまだ半分ぐらいしか埋まってないんです。」
「大ホールにキャンセルが出たとこを確保したというコンサートですね。」
「はい、和音にどんどん大ホールを経験させようと企んでいる人たちがいましてね。」
「プロジェクト和音ですね、桜庭さんから聞きました、でも今日収録したのが放送されたらすぐ満席だと思いますよ。」
「ですよね。」

そこへマネージャー長井祥子が。
「和音、調子はどう?」
「うん、話さなくて良いから全然平気。」
「祥子さん、やっぱりピアノでしか語らないって方向性はいけそうよ。」
と、真子が続ける。
「じゃあ、真子と二人の時は今日みたいな感じで大丈夫ね。」

「祥子さん、こちら司会の宮崎さん。」
「あ、マネージャーの長井祥子です、よろしくお願いします、ほんとは撮影前にご挨拶したかったのですが、桜庭さんにあっちこっち連れまわされていて、やっと落ち着いたとこなんです。」
「宮崎です、今日は不思議な体験をさせていただきました。」
「はは、まあ和音は地球人じゃないですからね。」
「え~、そんなことないわよ~。」
「そうか地球人じゃないんだ、それで納得がいくわね、和音は地球侵略を狙ってるの?」
「真子、そんなわけないでしょ~。」
「私は和音と真子で世界征服を狙ってるけどなぁ~。」
「ふふ、和音は世界に通用するけど、私はおまけよ、祥子さん。」
「それがね…、おっともう時間ね、宮崎さん後半もよろしくお願いします。」
「はは、先程の演奏なら世界征服できると思いますよ。」

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TV収録-7 [Lento 7,TV収録の日]

演奏の後という設定でインタビューが再開される。
「すばらしい演奏有難うございました。
それにしても独特の深みのある優しいピアノ演奏はずっと聴いていたいという気になりますね。
真子さんの踊りも大きくて迫力があります、こんなすごい演奏を生で見させていただけるとは思ってもいませんでした。」
「ありがとうございます。」
「ところで、お二人の今後の活動予定はどんな感じになっているのですか?」
「毎月の定期演奏会はすぐ満席になってしまうので、12月15日夜、公会堂大ホールでコンサートを開くことになりました。
決定したのが遅かったのでまだ空きがあります。
私たちのウエブサイトで確認して下さい。
他のスケジュールは、まだ調整中が多くて、11月の終わり頃には色々決まってくると思います。」
「サイトにアクセス殺到という気がしますが大丈夫ですか?」
「サーバーは無駄に強力なのを和音のスポンサーが提供して下さいまして、サイトの構築も別のスポンサーが信頼のおけるプロに任せるからと引き受けて下さって。」
「なんともうらやましいことで。」
「この番組のスポンサーさんも、何かあったら何時でも力になりますからと私たちに。」
「分かる気がします、私もお二人を日本中に紹介したい気になっていますから、この番組はうちの局だけでの放送予定ですが、他局の知り合いにも情報を流しておきますからね。」
「有難うございます。」
「では最後に視聴者の皆さんへのメッセージをどうぞ。」
「はい。
プロとしてはまだ経験不足の二人です、皆さんの応援があって一歩ずつ歩いていけると思っています。
よろしくお願いします。」
和音のピアノも、よろしくね~と奏で、そのままエンディングの曲に変わり終わる。

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TV収録-8 [Lento 7,TV収録の日]

収録を終えた二人を待っていたのは、真子の友人でもある細沢すみれだ。
今回は付き人的スタッフとしてきている。

「お疲れ様でした、演奏もトークも良かったですよ。」
「そう、でも普段と何か違うから少し疲れたわ。」
「私はしゃべらなくて良かったからそんなんでも。」
「控え室にお茶が用意してあります。
少し休んでから祥子さんが予約しておいて下さったレストランで夕食の予定です。」
「あのさ、すみれ、私との間でその話し方はないでしょ。」
「今の私はお姫様にお使えしている身ですから。」
「だめだめ、かたくるしい話し方、禁止。」
「結構面白いのにな。」
「結局は遊びなわけね。
いっそ嫌味な姫君になっていばってあげようかしら。」
「それも面白いかも、優しい和音姫と対照的な感じになって。」
「はいはい私は悪役ですよ。」
「すみれさん、祥子さんは?」
「はい、和音さま、祥子さまは桜庭さまにあちこち連れまわされているご様子。
こちらでしばらく待っていて下さい、とのことです。」
「そうなのですか。」
「お姫様ごっこやりながら待つつもりなのね、すみれ。」
「はい…、ねえ真子、真子さま、真子姫さま、お嬢様、どれがいい?」
「しかたない、お嬢様で妥協してあげるわ。」
「はい、それとお嬢様、祥子さまは今日は色々相談することがおありだそうですよ。」
「でしょうね、和音の演奏がTVで流れて反響が少ない分けないし、CMの効果も大きいだろうしね。」
「私、どうなるのかな。」
「和音さま、ご心配は無用です、私たち姫親衛隊がお守りしていきますから。」
「すみれ、それ、何なの?」
「白川さまの発案なのです、お世話係りがあまり変わりすぎてもお二人が落ち着かないでしょうから、数名のスタッフで情報交換しながら、日程を合わせながら、お二人のお世話をさせていこうかと、私めは、お嬢様と旧知ということで特別に加えていただけました。
他の者たちはランクが上の、まあお二人となじみの深い者ばかりです。」
「皆さんにご無理をさせてないでしょうか。」
「和音さま、姫親衛隊に入りたいという者の中から、今回はランクが上の者優先で決めました、お二人のお世話をさせていただきたいと願いでた者たちですから、何のご心配にも及びません。」
「和音、考えてもみてよ、お金もらえて、大した仕事しないでTV局での録画風景が見れるのよ、和音が心配する必要全くないわ、私だって和音親衛隊みたいな気持ちで…、そうだ和音親衛隊隊長は私にしてね。」
「承知いたしました、お嬢様。
ただ、姫親衛隊の設立は将来を見据えての白川さまのお考えなのです。
これから、絶対注目を浴びるお二人を影で支えていく人は多い方が良い。
付き人なんて今は必要ないけど、これから演奏活動が忙しくなったら、少しでも守り支える人が多くいた方が良いに決まっている、少しでも演奏活動に余裕を作って、より良い演奏をお客様に味わっていただけるように、そのために今から体制を整えておきたいとのご配慮です。」
「そうか白川さんらしいね、和音甘えちゃっても良いかもね。」
「うん、私は真子と一緒だと真子にばっか頼っちゃうからな。」
「それは構わないわよ、和音親衛隊隊長なんだから。」


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TV収録-9 [Lento 7,TV収録の日]

そこへ祥子が足早にやってくる。
「ごめ~ん、待った~。」
「祥子さん、用事は全部済んだのですか?」
「うん、すみれ、とりあえずはね、さ、予約しておいた店に行って、まずは乾杯と行きましょうか、この近くなのよ。」

歩きながら。

「今日はずいぶん忙しかったみたいね、祥子さん。」
真子が尋ねる。
「そうね社長さんにも紹介されたし、ギャラのこととか、今後の出演予定のこととか、しばらく桜庭さんにまかせきりだったことも多かったから、そこらへんを色々教えていただいたという感じね。
桜庭さんは、まだまだ半人前マネージャーの私に、色々な経験をさせようようと考えてみえるみたい。」
「お疲れ様でした。」
「そうそう、今さっき耳にしたけど、今日の演奏もトークも、局のスタッフに評判良かったみたいよ。」
「そうなんですか、まぁ和音ですから、当たり前ですけどね。」
「あら、真子の踊りもちゃんと評価されてるわよ。」
「ふふ、テレビで良かったわ、ラジオ局だったら私の出番は全くないでしょ。」
「ラジオ局でも、トークは真子の担当よ、インタビューは今日の感じの方が、和音に話をさせるより面白いでしょ、踊りがないから物足らないかもしれないけど。」
「歌でも歌おうかな。」
「歌か、そう言えば、練習嫌いの真子さん、ボイストレーニングの方は続いているの?」
「それが、思ってたより楽しいんですよ。」
すみれが口をはさむ。
「祥子さん、真子の歌ってなかなかのものなんですよ、Jazzのスタンダードなんか歌わせたら下手なプロよりうまいぐらい。」
「真子、そんな話聞いてないわよ。」
「言ってなかったわね、歌は前から好きだったんだけど、ボイストレーニングを始めたら自分の声の響きがどんどん変わって行くのがわかって、練習というより研究ね、練習は嫌いだけど研究は大好きでのめり込んだら、先生からJazz歌ってみないかって。」
「全くもう、どうして才能ある人は何をやらせてもできちゃうのかしらね。」
「でもレベル的にはまだまだなんですよ。」
そこへ和音が。
「そんなことないと思うな、この前のFly me to the MoonだってOver The Rainbowだって良かったわ、うちのお父さん、いつボーカルデビューするのとか言ってたわよ。」
「はは、あれは伴奏が良かったからよ、祥子さん、この前、和音の家で歌わさせていただいたのですよ。」
「う~ん、ちょっと待って、今日の二件目の店を決めたから今から予約を入れておくわ。」
携帯で話し始める祥子。
しばらくして。
「まずは食事、その後はピアノのある店で真子に歌ってもらいましょう。」

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まずは食事-1 [Lento 7,TV収録の日]

TV収録を終えた後、祥子が真子たちを連れていったのは洋風のしゃれた居酒屋だ。
メニューは和洋中と豊富にある。
「この店はメニューが多いだけじゃなく味もなかなかのものなのよ。」
と祥子。
オーダーを済ませたところで祥子が話し始める。

「さてと、まずは2月のことなんだけど、ヨーロッパ演奏旅行ってどう?」
「えっ!」「え?」
「2月なら学校の方も暇だし一ヶ月かもっとか観光も兼ねてオーストリア、ドイツ、フランスをゆっくり回るの。」
「日本でデビューしたばかりなのにいきなりヨーロッパですか?」
真子がとまどい気味に尋ねる。
「オーストリアか~、ザルツブルグとかも行けるんですか?」
和音は乗り気のようだ。
祥子が続ける、
「ザルツブルグで向こうの演奏家と組んで、あなたたちのオーストリア風舞曲をってリクエストもあるのよ。
10月に私、ドイツとか行ってきたでしょ。
行く前に、向こうの友人たちに連絡を入れておいたら、同窓会みたいなのを開いてくれてね。
その場で和音のCDを誰が演奏してるか何も言わずに聴かせてみたの。
そしたら、こんなにすばらしい演奏聴いたことがないって大騒ぎになってね。
私がマネージャーになったことを知ってる人は何人かいたけど、まさかって感じでね。
それからプロジェクト和音の話とかしている内に、生で演奏を聴きたいとかヨーロッパ版プロジェクト和音を立ち上げようとか盛り上がってね、みんなが自分のコネクションの話を始めたの。
自分の親はどこそこのホール責任者と懇意だとか、テレビ局に知り合いがいるとか、その中で、えーと日本風に発音するとカールってのがね、プロジェクト和音のヨーロッパ版責任者になりたいと言い出して。
どれくらい本気か分からなかったけど、とりあえず連絡を取り合うことにして帰ってきたの。
その後、向こうで会った全員にDVDを送ったら、全員から真子の踊りも生で見たいと返事があったわ。
そして、カールからは演奏旅行のお誘いというわけ。
OKなら、すぐゆったりした日程で演奏会場を幾つか確保して宣伝を始めるし、CDやDVDの販売の方も始めることができるそうなの。」
「カールさんは学生さんなんですか?」
「大学を卒業したとこなんだけど、彼、どんな仕事に就くか迷ってたそうなの。
同窓会の時はちょっと勢いでって感じもあったけどね。
プロモーターをやっている父親に、和音のCDを聴かせたら、こんなすばらしい演奏をより多くの人に聴かせてあげたいと思わないか、って言われて。
それで改めて決意が固まったそうよ。
父親の跡を継ぐという感覚でもないそうなんだけど、結局同じ道を歩むことにしたんだって。
まぁ、親のコネは最大限に利用するから安心して遊びに来て欲しいということよ。」

そんな話をしているところのテーブルに飲み物が置かれた。

「さあ乾杯といきましょう。」
「チア-ズ!」「チア-ズ!」「チア-ズ!」「チア-ズ!」

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