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板垣千景-21 [高校生会議2-07]

翌週の番組…。

「え~番組内でいわゆる人事異動が有りまして、本日より板垣千景さんには席を変わって頂きました。
選挙期間中に出演を控えて頂いた反動が大き過ぎまして、板垣さんを出せ、千景さんのお話をもっと聞かせろとのお声が多数寄せられまして。」
「正直に、千景ちゃんが出ないと視聴率が下がるからとおっしゃいよ。」
「ま、ま~、大人の事情が有る訳で、分かりますよね、板垣さん。」
「ふふ、大丈夫ですよ。」
「千景ちゃんは幅広い情報を元に的確なコメントをしてくれるけど、なにか秘密は有るの?」
「秘密にはしていません、私には優秀なサポートスタッフがいます。
この番組で取り上げられそうなテーマは事前に調査し整理してくれています。」
「その情報をきちんと自分のものにして分かり易く話してくれるのが千景ちゃんの力なのね。
でも、今まで準備してなかったネタを番組サイドが取り上げるとか無かったの?」
「よく有ります。」
「いきなりで困った風に見えた事がないのだけど、そんな時はどうしてたの?」
「類似する事例が頭に有ればそこから自分の考えをまとめた上で話させて頂いてます。
もし、まともなコメントが出せない時は、正直に御免なさいとさせて頂くつもりです。」
「それが今まで無かったのね、そこがすごいわ。
でももう直ぐ高三でしょ、大学受験は大丈夫なの?」
「ええ、スーパー特別推薦でもう直ぐ決まると思います。」
「えっ、それって、早過ぎじゃない?」
「受験の為に掛ける時間を政治経済の学習に充てたり、番組に出させて頂く事に費やせます。
沢山の時間を掛けて入試と向き合うより、有意義な時間の使い方が出来る制度で、私の活動を多くの方が認めて推薦して下さいました。」
「私どもの方で確認させて頂いたところ、板垣さんに対する推薦人の人数は過去最高だそうで、合格はほぼ確定だそうです。
早い時期に合格という事で気が緩むと思われる方が見えるかも知れませんが、推薦して下さった人がいて成り立つ制度、今までこの制度で合格した人達は推薦人に恥じない活動をしているそうです。
近い内に受験制度を話題として取り上げるべく準備中ですので詳しくはその時にお伝えさせて頂きます。
そんな訳で、番組サイドとしても安心して板垣さんの活躍を後押しさせて頂けるのです。」
「そうよね、千景ちゃんみたいな子が、十代の一番輝いてる時期を受験勉強に費やすなんて無駄が多いもんね、千景ちゃん、もっとテレビのお仕事しなさいよ。」
「有難う御座います。」
「板垣さん、その為にサポートスタッフを更に充実させているとお聞きしましたが。」
「はい、以前にもお話しさせて頂きましたが、私は遥香システムを使って構築されたネットワークを通して、多くの方のサポートを受けています。
その情報整理の部分をみどりの風の議員と同じ程度に充実したものにすべく調整して頂いてます。」
「どういう事でしょうか?」
「皆さんの前に立つ私やみどりの風の議員は、ある意味集団の代表なのです。
私の考えとして話させて頂いてる多くは大勢が出した結論で有って、基本的に私の個人的な見解ではないのです。
現時点で議員一人に五百名ぐらいのボランティアスタッフが付き、その整理などをそれぞれ二十名から五十名ほどの正規スタッフが担当しています。
そちらのモニターに出ている図は私の正規スタッフが用意してくれました。
ここで皆さんに考えて頂きたいのは一個人が曖昧な記憶を元にコメントを発するのと、多くのスタッフと意見交換した上で発言する事の差です。
バラエティ番組などでは曖昧でも構いませんが、議員の発言や政治経済に関する番組では問題が有ると思いませんか。」
「そっか、みどりの風の皆さん、初当選の方が多いのに安心感が有るのはそういう事なのね。」
「それだけでは無いですよ、社長だったり社長候補だったりした方が多いのです。
岩崎では部下に慕われていないと昇進出来ません。」
「優秀な方という事?」
「ええ、これまで政治家を目指さす方に才能豊かな方が少なかったと思いませんか?」
「そうね、票を入れたくなる人や党が無かったという声を今回の選挙でも聞いたわ、だから、みどりの風に入れたともね。」
「優秀な方がメインならば、スタッフの人数は多過ぎではないの?」
「はい、これから徐々に減らして行きます、正規スタッフは参議院議員候補や地方議会、知事や市長候補を目指しているいる人が中心ですので選挙が近づく度に減って行くでしょう。
また情報の多くは全議員で共有しています、バックアップ組織はしばらく活動してから見直す事になると思います。」
「なるほど、ではここで一旦CMです。」
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板垣千景-22 [高校生会議2-07]

番組終了後…。

「千景さん、お疲れさまでした。」
「山田さん、見ていてどうでした?」
「大きな問題は有りません。
美形の女子高生が真面目な話をする、遥香さまとは少し違ったポジションで誰とも被っていない。
演出さえ間違わなければ、マスコミ関係からの需要はかなり有ると、改めて思いました。」
「それでもスタッフの給料を確保となるとどうかしら?」
「そちらは余り気にしなくても良いのですよ、確かにチーム遥香のメンバーは各自の力量で岩崎王国に金銭的な面でも貢献しています。
でも、千景さんは経済人としてではなく政治をベースに活動されて来たのですからね。
心配しなくても、番組のギャラは上げて貰って私達の給料に充てさせて頂いてますし、プリンセス遥香ブランドの広告塔としての役目に対する報酬も増えると思います。」
「不思議な感覚です、岩崎雄太社長が過疎地の事業を始められる時に、どれだけの人を養えるのだろうかと考えられたそうです。
私が…、その収入の看板的存在になって僅かながらでも皆さんの生活に関係するとは思ってもいませんでした。」
「だからと言ってプレッシャーに感じないで下さいね、とっても素敵な千景さんという存在を利用してお金儲けしてるという一面も有るのですから。」
「そう言って頂けると落ち着けます。」
「春夏物に向けて、遥香さまとの双子コーデの準備が出来てると連絡が入っていますからね。」
「売り上げに大きく影響してるって本当ですか?」
「ええ、遥香さまお一人の写真よりもお二人の方が遥香さまを身近な存在に感じられると好評です、千景さんのファンも増えてますよ。」
「ファンになって下さる方には社会の事を考えて頂きたいのですが…。」
「深く考えなくても良いのです、きっかけはルックスだったとしても、千景さんに注目していれば自然と政治に対する知識が深まると思います。
今は、魅力的な、みどりの風議員を世に紹介して下さい。」
「あっ、雑誌の企画で私が議員を紹介するという…、そろそろ移動ですか?」
「慌てなくても大丈夫、着替えてお茶を飲んでからにしましょう。」
「そうでした、なるべく多くの衣装を皆さんに見て頂くのも仕事の内でしたね。」
「議員一人一人に合わせたコーディネートになりますから、今日は着せ替え人形状態かも、まあ何を着ても可愛いから問題有りません。」
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板垣千景-23 [高校生会議2-07]

議員の紹介は対談形式…。

「よろしくお願いします、今日は対談と雑誌向けの写真撮影が中心になります。
ネットで流す映像も撮りますが編集させて頂きますので余り気にする必要は有りません。
長塚さんの略歴などは別で収録しますので、互いの挨拶が済んだ後という体で初めて下さい。
では、どうぞ。」

「長塚さんは議員に当選されてから半月ほどですが、実際議員になられて如何ですか?」
「そうだね、まだ慌ただしい状況で本格的に議員としての仕事が始まったという実感は薄いかな。
千景さんはこの時期の新人議員が何をしてると思う?」
「他の政党の方は分かりませんが、みどりの風の議員は担当する職務に関して官僚との調整に入ったり…、長塚さんは主に外来生物を担当されていますから、厄介な侵入者と戦い始めているのですよね。」
「ああ、農業にも被害を与えかねない外来種、増える前に対策を取れれば駆除の費用を抑える事が出来るのに、今までは後手後手で被害を広げていた、そこを法改正で何とか早い段階で食い止めようとね。
法案が参議院でも通る様に野党への働き掛けも始めてるよ。」
「危険度の高い外来種、放置しておいたら一気に農業被害をもたらしかねない生物を早めに駆除出来る法案、野党は否決に持ち込もうとしますか?」
「且つての与党は自分達の失策を認める事になる、他の野党はみどりの風に対するスタンスを決めかねている。
ここで誤った判断を下す様なら、参議院選挙でもみどりの風の圧勝となるだろう。
その辺りを彼等がどう判断するのか、楽しみでは有るね。」
「外来種でなくても、野生動物による農業被害が増えている様ですが、そちらは何か対策をお考えですか?」
「難しいね、本来はオオカミの様な肉食獣が生態系のバランスをとって来たのだと思う。
その代わりを現代の人間がするには無理がある、猟友会も高齢化が進んでしまっているしね。
抜本的な対策を講じないと、過疎化を加速させる事に成りかねない。
全国の高校生会議でも連絡を取り合って検討して貰っているよ。」
「大学との連携は如何ですか?」
「遥香システムを利用しての情報交換と組織化は進めているが、まだ始まったばかり、田舎の問題だからか若い人の参加が少なくてね。」
「野生動物が人間を恐れなくなっているのでは有りませんか、猟師が減って。」
「そうだね…。」
「いっそ自衛隊が訓練の一環として、猿を脅したり、鹿を間引いたりとかは出来ないでしょうか?」
「成程、難しいかも知れないが、研究課題として防衛省とも連絡をとってみるよ。
国民の財産を守る訳だから、自衛隊の目的から大きく外れている訳でもないからね。」
「はい、自衛隊員が実践で銃を使う機会は有ってはならないですが、万が一に備えての訓練として有効な気がします。」
「動物園から逃げ出して繁殖してしまった外来種の駆除と言う問題も有るんだ。
自治体での対応では限界がある、遥香システムが国に導入されたら、野生生物全般に対する組織を構築する予定、今は高校生会議で組織構築を進めている段階だが、そこに自衛隊関係が加われないか検討してみるよ。
しかし、女の子からこういった提案を貰えるとは思ってなかったな。」
「そうですか、被害が出てるのなら綺麗ごとだけでは解決しないと思うのですが。」
「う~ん、その通りだな。」
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板垣千景-24 [高校生会議2-07]

二人目の対談は…。

「岸田さん、当選されてから二週間になりますが、今の心境をお聞かせ下さいますか?」
「そうね、しっかり準備をしてきたし優秀なスタッフに囲まれて不安はない、でも国会はこれからでしょ。
程良い緊張感を持って選挙制度改革に取り組んで行こうと気合いを入れてるわ。
千景さんに負けない様にね。」
「ふふ、では改革のポイントを教えて頂けますか?」
「目標は定数削減と一票の格差是正、でも、そこに向けては国民の皆さんの意見を聞かさせて頂く必要が有るわ。
もし二大政党制という形を望まれるのであれば小選挙区制では難しいと思わない?」
「そうですね、みどりの風がそうだった様に圧勝し易い制度だと思います。
格差の是正の方は地方の立場を弱くする可能性が有りますね。」
「そうなの、単純な算数では解決しないし、各党の思惑も有るでしょ。」
「それでは思い切って、内閣府特命担当大臣が沖縄及び北方対策担当をしている状況を見直すのは如何でしょう。
北海道と沖縄、それぞれに特殊事情が有ってこの形になったとは思いますが、地理的に大きく離れた所を一人の大臣が担当する事に違和感を覚えていました。
それよりは、内閣府特命担当大臣の下、副大臣クラスが沖縄北海道のみならず議員数の少ない県の担当となって、過疎地の問題に取り組む形というのはどうでしょう?
人口の少ない県を重視する為に。」
「そうね、政権交代時に引継ぎの混乱を避けるため前政権の体制でスタートだけど、千景さんの考えは悪くないかも、総理とも相談してみるわね。
副大臣クラスでも大きな権限を持って活躍して頂ければ、必ずしも地元選出の議員で無くても良いという事でしょ。」
「はい、国会議員って選挙が有るから、選挙区の代表で選挙区民の利益を優先、というイメージが有るかも知れません。
でも、過疎地を含めた国全体を全議員が考える形が本来だと思うのです。
昔の参議院には全国区と言うのが有ったそうです。
知名度だけで当落が決まりそうなので制度としてはどうかと思いますが、地域代表ではないという考え方は悪くないと思うのです。」
「そうね…、担当の人~! ここは編集でカットしちゃだめよ。」

「了解しました~。」
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板垣千景-25 [高校生会議2-07]

議員四人との個別対談を終えて…。

「千景さん、流石に疲れたでしょう、違うテーマで四本の対談と雑誌向けの撮影までこなして。」
「大丈夫ですよ、普段学校が有る事で、皆さんが私にお時間を合わせて下さったと思うと申し訳ないぐらいです。」
「次からはもっとゆったりと、大臣達も柿川市に呼び寄せて対談して貰いますからね。」
「えっ、呼び寄せるって…、それはちょっと…。」
「党の関係者は今日の収録をライブ映像で見ていたのですよ。
その結果、対談の途中に大臣の側から千景さんと対談したいと言って来ました。」
「でも、どうして私となのですか?」
「イメージが良いのです、彼等としても相手が大人だと話がどうしても難しく固いものになりかねない、それが女子高生相手だと自然と柔らかくなるのです。
しかも千景さんなら話の本筋から外れる事は無く安心感が有る。
今回提案をしてくれた事でも、それをどう受け止めてどう処理したかを明らかにする形で、今後の広報活動に役立てるそうです。
すでに、自衛隊が農村の生活を守る為に動いてくれたら、自衛隊の評価が上がるのではないかという声が届いています。」
「反対する人が大勢いそうだと思いながらの提案でしたが。」
「それでも農村の生活を守る為ですから、賛成して下さる方も多いと思いますよ。
それより、初当選で大臣になった方々の人となりを、国民に対して積極的に伝えて行きたいというのが党の方針で、千景さんに色々な形で協力して欲しいと要請が来ているのですが。」
「対談以外もですか?」
「ええ、正式な要請は近い内に党から届きますが、党の看板になって欲しいそうです。」
「そうですか…、みどりの風に一票を投じた事が間違いではなかったと皆さんが思って下さる様に…、それぐらい出来なければ、チーム遥香のメンバーとは言えないですよね。」
「いえ、すでに立派なメンバーですよ。」
「まだまだです…、そうですね、大臣との対談となったら有る程度事前調整をして置きたいです。
直接先方と調整して頂くスタッフはいますか?」
「サポートスタッフ拡充の用意は出来ています、どんな作業をこなせるスタッフが必要なのか明示して頂ければそれに沿って人選を進めます。」
「では、対談など個別のスケジュールに関して、そうですね相手サイドとの調整と調査、調査のポイントは対談相手のイメージをより高める為に私に出来る事はないか、その方のスタッフとは違う視点で見て考える事の出来る人が欲しいです。
今後のテレビ出演も含め、すべてのスケジュールに担当スタッフを付ける方向でお願いします。
役割としては、準備と分析、各プログラムが岩崎王国とみどりの風にとってより効果的なものになる様考えて下さる人が欲しいです。
サポートスタッフ組織を見直す必要があると思いますのでお願いします。
予算はチーム遥香の事務局と相談して下さい。」
「分かりました、早急に案をまとめさせます。
後、千景さんの肩書ですが、遥香コーポレーション、チーム遥香、政治部部長がメインになります。
四月から、給料は遥香コーポレーションから支給され、高校生会議からの給料は無くなります。
ですが、柿川市市長室室長の肩書はそのままでお願いします。
もう一つ、みどりの風の顧問と言う肩書も検討されているそうです。」
「顧問ですか…、お爺さんやお婆さんの役目かと思っていましたが…。」
「いえ、我々本来の目標から外れるような輩がいたら、叱り飛ばしてやって下さい。
千景さんは、高校生として真っ直ぐな発言をして来てくれました、そんな方こそ政党の顧問に相応しいのです。」
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板垣千景-26 [高校生会議2-07]

高三になって…。

「ねえねえ、今の状況は千景的にどうなの?」
「どうって?」
「私達が高三になって憂鬱な気分に浸っているこの時期にさ、大学が決まってるだけでなく、正式に就職した訳でしょ、部長待遇だからうちの父さんより給料が多いとか。
テレビでは人気者、しかも彼氏がいるって、私には想像出来ないわ。」
「ふふ、一つ一つに努力はしてるのよ。
給料の多さは責任の重さ、大学だって推薦して下さった方をがっかりさせられないというプレッシャー付き、他の推薦入試とは違うからね、まあ、誠が近くにいてくれるから安心だけど。」
「良いな~、でもさ、彼氏が部下でも有るのでしょ、彼に抵抗はないのかな?」
「どうかしら、でも社会では年下の上司の下で働いている人、少なくないのよ。
それとね、私はチームの顔ってだけで、私達の成果は個人でなくチームの成果なの。
私の裏方になる事を納得した上で働いて貰ってるし、彼は他の学生が経験出来ない事を経験している訳だからね。」
「そっか、彼は大学生だったわね。
千景は将来、政治家を目指すとかテレビタレントを目指すとか決まっているの?」
「それはこれからの状況次第ね、今はその辺りの可能性を想定して準備中ってとこかな。
もう自分だけの意思では決めにくい状況なの、党の戦略や岩崎王国の方針に沿う形になるわね。」
「それで良いの?」
「党の方針が私の考えから大きく外れてしまう様な事が有ったら変わるでしょうが、春休みに岩山総理とお会いして、正式に党の顧問になる話がまとまったのよ。
私が疑問に感じた事は党の役員に対して積極的に伝えて欲しいと言われたわ。
となれば党の為に働かないとね。」
「そうだった、ニュースを見てうちの父さんも驚いてた、でも若い世代の代表が千景なら安心だって、私もそう思うわ。」
「人任せだけではだめなのよ。」
「分かってるって、自分でも政治を考えて選挙に行くわよ、私だって千景が出てる番組は全部見て来たのよ。」
「そうなんだ有難う…、ねえ、この前の衣装はどうだった?」
「あれね、大人っぽくて似合ってたわよ、衣装も専属スタッフがついているのでしょ。」
「ええ、でも私の意見も取り入れて貰ってるの、初めて出演した頃は可愛い感じだったでしょ。
そこから少しずつ大人っぽさを出して、つまり私の成長をイメージして頂ける様にとね。」
「そう言われてみればそうね…、もう充分大人っぽくなったけど、これからはどうするの?」
「ただの着せ替え人形かな、プリンセス遥香ブランドの宣伝をしないといけないし。」
「それも仕事の一つな訳ね。」
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板垣千景-27 [高校生会議2-07]

五月、岩山首相と…。

「千景、今度の参議院選挙、よろしく頼むな。」
「はい、岩山政権の実績が問われるところですものね。」
「実績を語るにはまだ早いだろ。」
「それでも政府の方向性は国民に伝わっていると思います、それが好意的に受け止められている事が総理の実績です。
高校生会議の調査では、悪くても勝利宣言出来るレベルの議席は確保出来る、と出ています。」
「それは君の功績が大きいと思うな、番組は必ず見させて貰ってるからね。」
「私の功績というよりは…、この先も野党の皆さんには番組出演をお願いしているのですが、人選に苦慮されてみえるそうで、片寄った番組にはしたくないのですが…。」
「彼等は人材不足というか、能力不足を露呈してしまっているからな。
難しい言葉でもっともらしく誤魔化そうとしても、君が視聴者に分かり易く説明する過程で、私達が如何に真面目にまともに考えているかの説明にすり替えてしまう、それに対して振られても、何もまともな事が言えない。
党の主張に矛盾が有ると君が突っ込んでも、それに対して論理的に返せない。
我々にとってはとても楽しい番組だが、野党にとっては結果的にマイナスでしかないだろう。」
「選挙が近づいたら、党首討論を予定していますが、党首不参加の党が有るかも知れないと番組スタッフが話していました。」
「う~ん、程よく反対勢力がいてくれた方が選挙運動が楽なのかも知れないが、そんな存在が出て来ても千景が捻りつぶしてしまいそうだね。」
「旧与党はともかく、ずっと野党の皆さんは与党に勝つためだけに主義主張を捨てただけでなく、代わりの総理大臣候補すら示せなかった。
少し名前が挙がった人は政権運営能力が有るとは思えない人でした。
ほんとは消えて頂いて改革のスピードを早めたいです。
でも、このまま選挙で勝ち続けて、いずれ一党独裁体制となる事が良い事なのかどうか、それは党紀が緩むか緩まないかに掛かっているとは思いますが。」
「そうだな、驕れる者は久しからず、肝に銘じておくよ。
君が番組で正論を言い続けてくれたお陰で党のイメージは良い形で維持出来てると思うが…、君の方で問題は起きて無いのか?」
「一部から政権寄りの偏向報道との声は出ています。」
「まあそうなのだから仕方ないだろうが、与えられた時間で分かり易く国民に対して伝えられない野党の責任でも有るな。」
「ですよね、前政権が偏向報道に足を引っ張られていたのはお気の毒でした。
まあ、みどりの風に反する報道は岩崎王国に反する事になる訳で、実質的な言論統制をしてるとも言えます。
でも、マスコミのいい加減さは国民も理解し始めていると思いますし、卒なく国政を行っている政権を意味も無く批判出来ないでしょうから、今の所は問題ないですね。」
「ああ、岩崎社長か遥香さまが独裁者を目指されるのなら、私はお手伝いさせて頂くがね。」
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板垣千景-28 [高校生会議2-07]

「岩山首相とは参議院議員選挙の話しをしたのか?」
「ええ、お父さんは選挙どうなると思う?」
「勝てるのじゃないか、衆議院選挙の勢いは残っているだろう、確かに知名度的には不利だが、参議院議員候補者は衆議院議員のスタッフとしてSNSで情報発信、国会議員が普段何をしているのか報告しつつ自己アピールもして来た。
ここまで岩山政権としての失策はないし、千景の影響力も大きいから圧勝じゃないのか?」
「私の影響力なんて微々たるものよ。」
「いや、私の周りでは、子ども達が千景目当てで番組を見始めてから政治や社会問題に関心を持つ様になったと言う話を聞く、子どもと言っても有権者だ。
今まで若者が政治に関心が無かったのは、若者にとって魅力的な人が政治の場にいなかったからだと思う。
まあ、若者だけでなく大人達からも、千景の解説は分かり易いとの評価を頂いているがな。」
「まあスタッフが優秀だからね。」
「はは、この前の放送は、野党議員さん後で泣いてたんじゃないのか?」
「仕方ないじゃない、自分の党の成り立ちとか良く分かって見えなかったし。」
「代わりに解説して差し上げてから、やんわりとみどりの風との違いを解説してたろ。
優しい笑顔で大人達を論破して行く姿が恰好良すぎると評判だぞ。」
「相手が情けなさ過ぎるのよ、ご自身が次に当選出来るかどうかばかり考えていて、国の事なんて考えていやしないでしょ。
こちらは詳しく調べて番組に臨んでいるのに、薄っぺらな知識だけで胡麻化そうとして来るから、あなたの党はこういう事を目指しているのですって、私が説明する事になるのよ。」
「しかし千景の知識量には驚かされる、いつの間に学習したんだ?」
「一本の番組で使うのは準備した情報のほんの一部なのよ、それを繰り返していれば自ずと知識量は増えていくわ。
サポートスタッフから、すでに大学の単位を幾つか取れるだけの力が有ると言われたのは嬉しかった、その代わり高校の理数系は平凡な成績で終わりそうだけど。」
「それでも赤点ぎりぎりとかで無いだけ偉いぞ。」
「ふふ、学習時間を絞り込む代わりにポイントを集中して取り組んでいるからね。
誠は有能な家庭教師なのよ。」
「あまり遊んだりしてないのだろ?」
「心配いらないわ、テレビの仕事は遊びみたいなものだから。
この先続けて行くとなると違って来るのだろうけど、高校を卒業したらずっと大学生という選択肢も有ると遥香さまに教えられたの。」
「政治関係なら、講師にもなれると思うが。」
「夏休みにそんな話が来ているわよ、一般向けにね、大学の本校で避暑を兼ねてどうかって。」
「そうか、それに合わせて家族旅行を計画するかな。」
「私は遥香さまの別宅になるけど、お父さん達は良い旅館で泊まってね、費用は私が持つから。」
「それは嬉しいね、お母さんが大喜びしそうだ。」
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板垣千景-29 [高校生会議2-07]

「千景、参議院選の勝利を受けて高校生会議の政治研究会は更に盛り上がりを見せているな。」
「誠の予想以上ね。」
「ああ、様々な社会問題に目を向けて自分達の社会を良くして行こうとの呼びかけに、これだけの人が応じてくれるとは思ってなかった、遥香システムの存在と千景の存在が大きいと思うよ。」
「遥香さまと岩崎雄太社長の存在もね。」
「これからの番組では様々な社会問題と向き合って行くと聞いたが、どの程度踏み込んでいくつもりなんだ?」
「必要が有れば法改正も視野に入れてるわ。」
「かなり本気という訳か…。」
「もちろんよ、番組を通して視聴者の方に日本を良くして行くのは自分達なのだと実感して頂けるレベルにしたいの、だから市民に見守られつつとか、市民が参加する形にしたいわ。
政治を身近に感じて頂く事が目的の一つよ。」
「すでに案は有るのか?」
「具体的な社会問題の選択はこれからだけど、まずは問題に関して番組内で討論して現状の整理。
そこから改善策を模索する過程では、高校生会議にも動いて欲しいと思っている。
改善策を番組内で評価した段階で、国や地方自治体の協力が必要なら働きかけ、法改正が必要なら、みどりの風の国会議員と共に法案作成という形かな。
でも、市民のちょっとした善意で改善を図れる可能性も有るわね。
小さな取り組みでも、自分達の国は自分達の力で良くしようという流れを作り出せたらとも考えてるの。」
「番組サイドは?」
「今、検討して頂いてる、私達の取り組みを局が追うという形なら問題は無いと思うけど、局のトップがどう判断するのか分からないわ。」
「放送局は政治的に中立でなくては行けないからな、そこさえクリア出来れば演出次第で面白く出来ると思うが。」
「担当者にはライブドキュメンタリーみたいな形も提案したのだけど。」
「どんな形?」
「実際に遥香システムを利用して社会問題に取り組んでいるメンバーの姿を追って貰いつつ、そこから改革に繋げて行くプロセスを見て頂く、岩崎高校生会議や遥香システムを世の中の人に広く知って頂く意図が有るのだけど、番組で追っていたテーマがそのまま国会で審議されたら、政治の仕組みを知って頂く良いチャンスになると思わない?」
「そうだな、政治が自分達とかけ離れた存在によって動かされていると思っている人は多いだろうが、実際に市民発の運動が政治に反映されたら…、まあ時間は掛かりそうだが、それも含めて意味は有る。
問題は視聴者の方々が見たくなる出演者と演出だが。」
「そうね…。」
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板垣千景-30 [高校生会議2-07]

「…、さて、来週から板垣さん中心に新企画をスタートさせる事になりました。」
「千景ちゃんメインだと私の出番は少なそうね。」
「どうですかね、且つては高校生ではなかったのですか?」
「もちろんよ! いきなりこんな私になった訳じゃないわよ!」
「ふふ、おねえさんがどんな高校生だったのかは追求しないでおきますね。
私達の新企画では、且つての高校生と今の高校生とで学校教育の問題点を探って行きたいと考えています。
髪を染める事を禁止している学校で、生まれながらに髪が黒くない生徒に対して黒く染める事を強要していたり、見直され始めているとはいえ体育祭で重大事故も起こってる組体操をする意味、教師の負担にもなっている部活動の問題など、学校の現場で人の心身に悪影響を及ぼしかねない事が行われている現状をしっかり検証して行きたいと考えています。
本当に必要ならば関係方面に働きかけて行く事も視野に入れてです。」
「そうよね、おかしな校則がまかり通ってるのは、石頭の年寄りが勘違いしてるからだわ。
千景ちゃんなら、お偉い人を動かして馬鹿げた事を無くしてくれそう、私も応援するわね。」
「有難う御座います、おねえさんは中高生の頃、疑問に感じる校則って有りましたか?」
「そうね、男子は丸刈りってのが嫌だったかしら、田舎の中学だったからか当たり前の様に、だけど少し離れた町の中学は長髪こそ禁止だったけど丸刈りではなかったのよ。
私はさ、色気づくのが人より少し早かったの、とても不満だったわ。
同じ中学生なのに町の子は丸刈りにしなくて良いなんて不公平でしかないでしょ。」
「そうですね、今でも学校ごとの判断に委ねられている部分が有って公立校でも一律では無いのです。
私立でも、単純な話ではなくて。」
「私立と一口に言ってもピンキリよね~。」
「はい、学校によって目的も違いますし。」
「目的か…。」
「進学校は文字通り有名大学への進学を目標に掲げていますが、取り敢えず高卒の資格を取得する事が目標の様な高校も存在します、でもどちらも必要な訳で義務教育終了後の進路としてそれぞれの学力に応じた高校が存在する訳です。」
「そんな事を千景ちゃんみたいな優秀な子が話してくれると嬉しいわ、卒業した学校で人の価値が決まる訳ではないでしょ。」
「もちろんです、来週からはそういった事も含めて取り組まさせて頂きますが、学校の抱える問題と一口に言っても幅広く単純な事では有りません、番組内だけではカバーしきれませんので番組サイトを強化して頂く事になりました。
皆さまからのご意見や情報をお寄せいただく体制が完成しましたら番組内でアナウンスさせて頂きますので、よろしくお願いします。
来週の企画第一弾は、校則を始め学校を取り巻く慣習を法律の観点から検証してみます。」
「学校内の約束事が日本の法律に反しているかもって事かしら。」
「はい、もしかしたらです。」
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