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変革-1 [権じいの村-12]

「おい、何やらとんでもないことになったな。」
「まだ信じられんが…、とにもかくにも風呂へ入ってさっぱりした所へ、下着やら制服まで支給されちまって…。」
「お前、似合っとるな。」
「そうか~、ははは。
ついでに髪の毛もばっさり切ってみたけど。」
「前よしかはましだな…。」
「それにしてもよ、住む所を用意してくれるというか、自分達で建てるなんて、思いもせなんだな。」
「ちゃんと給料もくれるっていうから、太っ腹だ。」
「家賃は街の掃除を自分の出来る範囲で、なんてな…。」
「お前はやらなさそうだな。」
はは、でも家の前のごみを一個拾うだけでも良いんだろ。」
「まあ、気持ちの問題なんだろうな。」
ここは人数も多いから風呂も大きめのが併設されるそうだよ。
何でも、大学生達が考えた薪発電もするらしい。」
「どうなんだろう、俺、ボイラーの資格持っているんだけどな、役に立たないのかな。」
「へ~、人は見かけによらないね。」
「そうだ、住民票も青空公園から移さなきゃな。」
「はははダンボールにマジックで書いた住民票をか? はは少しは雇ってもらいやすくなるのかな。」
「お、おい、始まるみたいだぞ…。」

「それでは星空の会、説明会を始めます。
すでに一通りの説明は聞いておられると思いますが、確認の為にもう一度説明させていただきます。
まず、今回のホームレス支援プロジェクトの費用は、国、県や市などの地方公共団体が…、つまり税金から支出されています。
それと、多くの市民の方々から寄付もいただいています。
できれば、このことを頭に置いて、皆さんには社会復帰を目指していただきたいと思っています。
ただ、様々な理由で、普通の職場では働けない方もいらっしゃると思います。
そんな方々とは、何が出来るかという相談をさせていただくつもりです。
また、今は何もしたくないということであれば、そうですね、家賃代わりの街の掃除だけで構いません。
ただ、仮設住宅には風呂も併設されますので、身奇麗にしていただけると幸いです。

住民票は建設される仮設住宅へ移して下さい。
それと同時に生活保護の申請なども受け付けていきます。
星空の会は三ヶ月毎の更新となります。
更新時に面接をして生活状況、健康状況などを確認させていただきます。
また、この時、違う住居への移動をお願いすることも有ります。
三ヶ月程田舎暮らしを体験してみませんかといった、提案もさせていただくつもりです。
ここは皆さんの永住の地とはならないことを、ご理解いただけたら幸いです。
また、更新時以外でも、係りの者が声をお掛けすると思いますので、相談事などありましたら気軽にどうぞ。
そうですね、解らないこととかあったら、私達スタッフにどんどん聞いて下さい。
こうして欲しい、といった要望にもできる範囲でお応えしていきたいと思っています。
…、ここまでで何か質問とかありますか?」

「素朴な疑問だけど、ええか?」
「はい、どうぞ。」
「どうしてまた、急にわしらの面倒をみようなんて…、お国が?」
「この国の政治が変わったのです。
政権政党が新党宇宙になり、内閣総理大臣が白川慶次に代わったからです。
皆さんの為の仮設住宅を作りましょう、なんて今までの政党では有り得なかったことなのですが…、もし有ったとしたとしても、その建設費は政治家に取り入っている業者に流れるだけに過ぎなかったでしょう。
しかし白川先生は、皆さんに対する支援の為に支出するなら、より効果的な支援をと話されまして、今回のような、そうですね、ささやかかもしれませんが雇用の場の創設となったのです。」
「でも、前に拾って読んだ週刊誌には、ろくな奴じゃないって感じで書かれてたけどな、あの白川って奴。」
「はは、その週刊誌は、でたらめ書いてごめんなさいってことになって、今では白川総理を応援する記事ばかりになってるぞ、お前も読むならもっと新しいのを拾って読めよな。」
「ははは。」
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変革-2 [権じいの村-12]

「竹やんは掃除、ほんとに熱心だな、実は結構真面目だったということか。」
「はは、家賃沢山払っとるぞ。」
「でも、どうしてそんなにがんばるんだい、適当にやってる奴も多いのにさ。」
「そりゃ、住むとこも、着る物も、食事だって…、こんなに良くしてもらって…、いい加減な生活してたらバチがあたるぞ。
俺は自分を完全にあきらめていたけど、もう一度って気になってさ。
まずは、家賃ぐらいしっかり払えんとな。
そう言う、松じいだって結構がんばってるじゃないのか。」
「はは、でもわしはもう歳じゃからな、疲れん程度の暇つぶし程度…、でもそれで良いそうでな。」
「確かに色々強制されたら、金がない代わりに自由に生活してきた俺らにとっては苦痛だからな。」
「それでも、がんばる竹やんはえらいもんだ。」
「そんなんじゃないよ、最初は戸惑いもあったさ。
掃除なんて、長いことやってなかったしな。
でもやり始めたら、結構気持ち良かったんだ。
綺麗にするって…、汚れまくっていた自分もちょっとましになれた様な気がしてな。」
「そういうもんか…。」
「で、真面目に掃除してると道行く人たちが、お疲れ様です、とか、お早うございます、とか声をかけてくれるんだ。
公園で寝てた頃は、声を掛けられると言ったら、あっちへ行け! ぐらいだったからな。
それだけじゃないんだぞ、毎日、お掃除有難うございます、お茶でも飲んで下さいって五百円くれる人がいたり、掃除の途中で休憩してるとお茶とお菓子を差し入れてくれる人がいたり、子どもたちもあいさつしていってくれるんだ。」
「そうか、前とは全然違う…、竹やんのことを見てくれている人は、見てくれてんだな…。」
「松じい達はそんな経験ないの?」
「はは、そんなに真面目にもやってないからな。」
「松じいはともかく、まだ若い連中は真面目にがんばったら良いのに。」
「なかなか変われんもんだぞ。」
「ふ~ん、そうすると、俺がここの卒業第一号になるのかな。」
「えっ、卒業?」
「ちゃんと自分でアパートを借りて自立するつもりなんだ。」
「でも、職とかは?」
「星空の会のスタッフが検討してくれているんだ。
まあ掃除の仕事なんだけどな。」
「うん。」
「個人のお宅の庭掃除を一日に何件か請け負うとか、会社の掃除を請け負う、もしくはビル管理会社に雇われて掃除の仕事をする。」
「ということは、竹やん、ご指名かい。」
「うん、でも俺だけじゃないらしい、真面目にやってんのは。
で、星空の会のスタッフとしては、雇われるよりは請負の方が面白いかもなんて話していた。」
「う~ん、家賃は街の掃除なんて…、よー解らんかったけど…。」
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変革-3 [権じいの村-12]

「わ~、久しぶりに来たら、公園が綺麗になってる。」
「ほんとだ、前に来た時はホームレスが何人も生活していて、公園なんて呼べる代物じゃなかったよな。」
「慶次さんの決断、ホームレスの人達の為に多額の予算を使うことに対して反対する声もあったけど…、結果この素敵な公園がこの街に存在することになったのね。」
「この公園なら仕事関係で外国から迎える客人にも安心して見せられる…、いや、見てもらいたいよ。」

「あっ、掃除をしてる人が…、星空の会の人ね…、ごめん、ちょっと取材してくる。」
「ああ、でも失礼のないようにな。」
「うん。」

----------

「お仕事中すいません、私、毎朝新聞の記者で相模と申します。
少し取材させていただいてよろしいですか?」
「ええよ。」
「えっと、白川総理が色々な反対意見を跳ね除けて実現した、星空の会なのですけど、実際その会員となってみていかがですか?」
「う~ん、未だに戸惑うこともあるけんどな…、まあ人間らしい生活がでけるようになった気がするわ。」
「充分な支援は行われているのでしょうか?」
「この公園を見れば分かると思うけんどな、皆に不満があったらこんなに綺麗な公園にはなっとらんな。」
「そうなんですか…。」
「え~っと、俺らの仲間はな馬鹿ばっかじゃないんだぞ。
お~い、亀ちゃん、出番だ~。」

「えっと、亀さん…。」
「気軽に亀ちゃんと呼んで下さい。」
「は、はい、えっと、星空の会はいかがですか。」
「すごく思い切った、でも効果的な取り組みだと思います。
自分も色々なことが面倒になって路上生活をしてましたけど、ちょっとやり直してみようかという気になりましたから。」
「そうなんですか。」
「この活動は、単にホームレスの為にお金を使うということではないのです。
そこから、色々な波及効果が生まれる様に考えられているんです。
これには私も驚きました。
我々は家賃を払う代わりに自分の出来る範囲での掃除を義務付けられています。
まあ、ほとんどやんない奴もいますけどね。
でも、それによって街が綺麗になりました。
ダンボールやビニールシートの家もなくなりましたからね。
誰の世話にもならん、なんて言ってた奴も自分だけ取り残された気になったのか、ここから居なくなりましたから。
そして、公園を通る人の表情がずいぶん明るくなりました。」
「はい、そうですよね、私もここを通る時は、憂鬱な気持ちになってましたから。」
「慶次さん達は、そんなことも計算に入れて取り組んでいるのだと思います。
たぶん、犯罪の発生件数も減るんじゃないですか。
経済波及効果も…、ご存知でしたか、私達の為に使われるお金がより有効に経済効果を生む様に工夫されていることを。」
「えっ、どういうことなんですか?」
「スタッフから聞いたことなんですけどね、全国のホームレスはこの取り組みが始まった頃、一万数千人とか二万人を越えてるなんて言われていたんです。
ですから衣料品の支給だけでもずいぶんな額になってしまう訳です。
で、納入業者を選ぶ時に、特別条件付入札会という名目で実際には話し合いの場が持たれたそうなんです。」
「話し合いって談合ですか…?」
「そうですね、ある意味談合みたいなことなのですが、今回の実験的な取り組みを行う為に、特別な法律も通して…、慶次さんはこういったことの為に政権政党を目指されたんですね…。
入札も制度的に問題がないとは言えませんから色々検討中らしいですよ。

で、その条件を聞いて驚きました。
基本的にメーカー直で受けて、中間に商社などが介入しないこと。
この仕事を受注できたら、倒産しないで済むメーカーが優先。
受注した会社は、その利益を必ず社員に還元すること。
そして強制ではないとしながら、地元社会への貢献、大学関係者の調査研究対象になるということ。」
「えっ? 安くとかそういった条件ではないのですか?」
「安くではなく、適正価格で納入してもらうことによって、会社にも社員にも適正な利益を得てもらう。
その代わり、利益還元の恩恵を受けた社員の方々には、その増えた分は極力、貯蓄ではなく消費に回してもらう。
今時、銀行も貸し渋ってますから、貯蓄してしまうと経済効果は期待できませんからね。」
「はい…。」
「とにかく、単なるホームレス支援ではなく、中小企業の支援も兼ねているということです。
話し合いによって受注を辞退した会社も、大学関係者が今後の生産体制の見直しとかを手伝ったりしているそうです。」
「私も新聞記者ですから色々な情報は入れてたつもりでしたが、経済関係まで目が届いていませんでした。
もう一度調べ直してみます。」
「うん、それにしても白川政権はすごいと思う。
選挙の時は、実際にどれだけことがことが実現できるのか疑問だったけど…、最近は、自分が日本人で良かったと思える様になってきたよ。
それでね、私達の中にも、何かできないか考え始めているグループも出来てきてさ。
会社勤めは無理だけど、まる一日働くのは無理だけど、でも何か出来ないかなってね。」
「そうなんですか…、それにしても、えっと、亀ちゃん…、って、とても路上生活者だったなんて思えないのですけど…。」
「はは、以前は銀行に勤めてまして…、まあ色々有りましてね。」
「再就職とかはされないのですか?」
「決心しましたよ、しばらくは全く考えてなかったのですけどね、星空の会の職員になります。
次の面接で職種とか決定なんです。
星空の会は雇用の場の確保という意味合いもあるんですよ。」
「う~ん、そうですか…、もっと詳しく調べてきちんとした形で記事に…、後日、またお話しをお聞かせ願えますか?」
「もちろんいいですよ。」
「えっと連絡先は?」
「星空の会、橋田支部へお願いします。
電話番号は…。」

「今日は有難うございました。」
「いえいえ、職員になったら、こういったことも仕事の内になりますから。」
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変革-4 [権じいの村-12]

「では会見を始めましょうか。」
「白川首相、来月の海外歴訪ではどの様なことをお考えですか?」
「そうですね、本音を言えばおいしい物が食べられるかどうかなってとこです。
でも自分は日本食が好きですから微妙かもしれません。
まあ色々観光地へも行けるみたいですからそっちの方が楽しみですね。
お土産は何か買って来ましょうか?」
「ははは。」
「うん、まあ本音はこれくらいにしときまして、表向きの話しにしますか。
今回は、まず各国の要人との顔合わせって感じです。
初めまして、日本から若造がやってきましたって、感じのご挨拶ですね。
ただし、すでに動き初めていますが、私がパーティーに出たり、観光地を案内してもらったりしてる間も、個別の国々との二国間交渉に当たるチーム、その地域の国々との関係を調整するチーム、そして世界という視点で色々検討しているチームが相互に連絡を取り合いながら、訪問先の関係者と色々意見交換していますから、そこから何らかの成果はあると思っています。」

「白川首相、語学の方はいかがなんですか?」
「英語は大丈夫ですが、ドイツ語とフランス語は少しだけで…、まあそれ以外の言葉では何を言われても解りませんから…、かえって気楽かもしれませんね。
とりあえず、訪問先の言語で挨拶ぐらいはできる様にと考えてはいますが。」

「外交面ではまだ大胆な動きをされていないように思うのですがいかがでしょうか?」
「そうですね、外交は微妙な問題も有りますから、まずは前政権の政策を引き継ぐ形にしました。
急に変えては、相手国の信頼を損ないかねませんから。
でも、もちろん色々変えていく方向で検討をしています。」

「やはり、今回の歴訪で日本を変える、日本は変わるといったお話もされるのですか」
「まあ、少しはすることになるのでしょうね、でもそんなことは、これからの日本を見ていただければ分かることですから。
大切なのは次のステップへの準備ってことですね。」
「次のステップとは?」
「今はこの国をより良い国に、そうですね何年何十年かかるか分からないけど、世界中の人たちに、ここが私達の愛する日本ですと誇りを持って言える様な国にしていきたいと思っています。
でもその為には、自分達のことばかりを考えてるようではだめです。
そうでしょ?」
「自己中じゃ嫌われるってことですね。」
「はい。」
「と、いうことは、またとんでもない改革が外交面でも実施されるということですか?」
「はは、とんでもないは余分ですけど、もちろん変えていきますよ。」
「総理は絶対とんでもないことを考えておられると思います、でなきゃ新党宇宙なんて党名、お付けにならなかったでしょうから。」
「ははは、まあ色々想像してみて下さいね。」
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変革-5 [権じいの村-12]

「高柳市長、宵越しの金は持たねえっ! って結構好評みたいですね。」
「うん、今の規模ではどれだけの経済効果があるのか微妙だけどな。
問題点を見直しながら、いい形に持って行けないか検討中だよ。」
「でも、誰の発案なんですか?」
「はは、慶次だよ、国の経済問題は難しいみたいで、さすがの慶次も今は大きく動けないらしい、変えたくても変えれないなんてぼやいていたよ。
まあ慶次なら何とかすると思うけどね。
そんな話しをしてる時にね、要は金が回れば良いんだよな、ちょっと試してみない? なんて感じで振られてね。」
「はい。」
「何か突っ込まれたらゲームですからって、ごまかせばいいさ、なんて話した企画の概要は、周りの連中がすぐ形にして関連法案もすぐ可決されて…。」
「で、山里市で実証実験ということになった訳ですね。」
「そういうことだ、今夜、テレビのバラエティー番組でも取り上げられるから、見逃さないでな。」
「は、はい。」

----------

「おいら、江戸っ子だから、宵越しの金は持たねえっ!」
「って、お前、出身は北海道だろ!」
「まあ、細かいことは気にするな。」
「しかも、ケチだよな。
昨日貸した五百円ちゃんと返せよ。」
「細かいことは気にするな、細かいこと気にする奴は大物にはなれんぞ。」
「おいおい、別に大物にはなれんでもいいわ、で、今日は山里市へ来てるんだけど。」
「山里市の人達は宵越しの金なんて持たないんだよ。
細かいことは気にしないんだよ!」
「じゃあ、今日貰った金はその日の内に全部使っちゃうのか?
う~ん、そこのおじさんに訊いてみよう。
すいません、ここの人達って受け取ったお金はすぐに使っちゃうんですか。」
「はは、全部じゃないけどね。」
「どういうことなんです?」
「ちょっとしたお遊びでね。」
「遊びでお金を使っちゃうのかっ?」
「いやいや、そうでなくてね…。」

「ごめ~ん、待った~?」
「ううん、全然待ってない、アシスタントは樋口一葉にしてくれって、お願いしておいたんだけどな!」
「え~? 私、美山良子では…。」
「お前、この前、風に飛ばされて失ったって五千円のこと、まだ未練がましく思ってるのか?」
「当たり前だろ。」
「確かに、お金は大切だけどな。」

「さて、今日は山里市に来ています。
ここでは色々な実験的取り組みがなされているのですが、今日は…。」
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変革-6 [権じいの村-12]

「…、では、実際にどんな感じなのか、今日は地元の主婦、小栗さんに教えていただきます。
小栗さんよろしくお願いします。」
「はい、まずは協力店へ行きますね。
協力店はこの市内に沢山有るのですが、今日は私のお勧めパン屋さん、ベイカリー風波へ行きましょう。」
「協力店の業種は色々なのですか?」
「はい、飲食業、美容室、雑貨、衣類、様々な業種からの参加が有ります。
基本的に小規模店舗のみになっていますけど…。
さあ、ここです。
ちょっと買い物しますね。」
「はい。」

「こんにちは。」
「いらっしゃ~い。」
「うわ~、おいしそうな、いい香りですね~。」
「おいしそう、じゃなくて、おいしいんですよ。」

「では、レジへ行きますか。
店長さん、宵越し千円、十枚も、お願いね。」
「はい、有難うございます。
開店十周年記念、百枚限定の五十チャレンジ券も一枚入れておきますね」
「五十チャレンジですか、達成できるといいな~。」
「宣伝、お願いしますね。」
「はい、もちろん。」
「今日は合わせて一万二千百六円、端数はおまけということで、一万二千円お願いします。」
「はい、ありがとう。」
「調度頂きます、ありがとうございました~。」

「えっと…。」
「すぐ、そこに素敵なカフェがあるの、そこで説明してあげるわ。」
「は、はい。」

「宵越しの金は持たねえっ! って企画ではね、まず協力店が特別なお金を用意することから始まるの。
ほら、日本銀行券の代わりにベイカリー風波券ってなってるでしょ。
これは、勝手に作ってる訳じゃなくて、この企画を運営している市役所の商工課で印刷とか管理しててね、どれぐらい動いているかのデータも取っているの、後で寄りましょうね。」
「はい。」
「ゲームはスターターが宵越し券を協力店で現金と交換することから始まります。
そう、私がベイカリー風波券を手に入れてスターターになった訳です。」
「それにしても、普通のお札とはほど遠いですね。
コメント欄があって…、日付と時間を入れてサインをする表が…。」
「ふふ、ではスターターのコメント欄に書き込みますね。
まずは、五十チャレンジ券から…、え~っと…、ベイカリー風波のパンはおいしいですよ、皆さんに知って欲しいから、エンドは移住者関連になると嬉しいかな、よろしくね、っと。」
「コメントでお店の宣伝ですか?」
「はい、宣伝でなくてもいいのですけどね、後で色々なコメントを紹介させていただきますよ。
マスター、お会計先にお願いね。」
「はい、ということは宵越しですね。
千二百円お願いします。」
「はい、ベイカリー風波券で千円と二百円ね。」
「おっ、風波さん、五十チャレンジですか、この近所では初ですね、これは達成させたいですね。」
「よろしくね。」
「はい、日付と時間とサイン、確認して下さいね。」
「はい。」

「まいど~!」
「おお、誠一くんか、何時も有難うな、今日は忙しいかい?」
「それ程でも有りませんよ、マスター、一軒配達したら昼休みってとこです。」
「じゃあ今日の支払いは宵越し券が千円混ざってもいいかな?」
「全然問題有りません、千円なら昼飯前に自分の買い物で使っちゃいますよ。」
「じゃあ頼むよ、何時もありがとうな。」
「おっ、五十チャレンジですか、ここに俺のはんこが残せて達成できたら嬉しいかもな。
ベイカリー風波か…、前は通るけど買ったことなかった…。
こういう太っ腹な奴の店なら一回寄ってみるかな。」
「おう、私の知り合いでもあるんだよ、よろしくな。」
「はい、有難うございました~。」

「小栗さんの使ったベイカリー風波券が、あっという間に出ていきましたね。」
「はい、五十チャレンジは最近出始めた特別な物なのですけどね。
我らが総理大臣白川慶次発案の、宵越しの金は持たねえっ! って企画には色々な目的が有るのです。
ベースは消費拡大なんですけどね、これは当初から期待薄です。
でも、私達がお金の流れを考えるきっかけとなること、そして自分の為でなく経済的弱者への支援という心の啓発という面ではずいぶんな成果が上がっている様な気がします。」
「ベイカリー風波では小栗さんにおまけをしてくれましたが。」
「それだけの宣伝効果を期待して下さったのです。
宵越し券の基本は八日以内で十回、使われることです。
八日以内に十人の手を回わった千円券は、発行元で千五十円分の買い物ができます。
二十チャレンジの場合、八日以内に二十人の手を回わって、発行元で千百円分の買い物ができます。」
「と、いうことは得するのは最後の人ってことなのですか?」
「はい、自分のためではなく他人の為に使うのです。」
「あっ、五十チャレンジということは八日以内に五十人ですか…、もし、八日以内に五十人の手を回らなかったら?」
「そのまま千円券として使えます。」
「でも受け取るのは商売をやっている人たちばかりになりませんか?」
「お釣りとしても使えるんですよ。」
「そっか、でも普通のやりとりと違って時間がかかりますよね。」
「はい、ですからレジが混んでいる様な店では使わないことになっているんです。」
「なるほど…。」
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変革-7 [権じいの村-12]

「ただいま。」
「おかえりなさい。」

「おっ、テレビで、宵越しの金は持たねえっ! を紹介してるんだ、慶次さんも出るの?」
「慶次さんは出ないみたい、でも高柳市長が少しコメントをするそうよ。」
「そうなんだ…、それにしても俺達の結婚式に出て下さった方々が、今や総理大臣と市長だなんて、不思議な気分だな。
そう言えば、琴乃は慶次さんの番組見てるって言ってたけど…。」
「うん、孝雄にも見て欲しいな、ビデオには録ってあるのよ。」
「真面目な番組なんだろ。」
「でも、この子が生まれたら、二人で育てて行くのよね。
その時の参考になることばかりの番組なんだから。」
「教育に関する番組か…、俺も父親になるんだな…。
でも、子育てって、もちろん初めてだから…。」
「慶次さんの番組はね、毎回色々な話題が出てくるのよ。
乳児期の医療に関することだったり、中学生の部活動についてだったり、昨日は小学校低学年の学習についてだったわ。」
「へー、どんな内容だったの。」
「低学年の学習で大切なことは、それぞれの教科を好きになることなんだって。
計算でミスが多かろうが、理解が遅かろうがそんなことはどうだっていいそうよ。
子ども達の発達や能力は個人差が有るのだから他の子と比べる必要もないわけ。」
「俺は算数苦手だったからな~、点数が悪いと怒られるけど自分は間違えようと思ってやってる訳じゃないから嫌だったな。
だから余計嫌いになってしまった気がする。」
「そっか、慶次さんもね成績が悪くても好きな教科なら、その子なりにプラスになるっておっしゃってたわ。
そうそう、宿題の平等性なんてことも話してみえたのよ。」
「平等性?」
「学校では平等という観点から、子ども達に出す宿題の量はみんな同じということが一般的でしょ。
でもね、同じ量でも十分で終わらせることの出来る子もいれば、一時間かかっても終わらない子もいるのが現実なんだって、はたしてこの差を平等と言えるのかって。
そんなこと、私、考えたこともなかった。」
「俺はやらない派だったけどね。」
「はは、算数が苦手で宿題もやらなかった子が、大きくなって何人ものご老人にかわいがっていただける素敵な大人になったわけね。
ふふ、慶次さんはね、子どもの頃に必要なことは、生きていく力を身に付けることなんだって。
生きていく力と言っても色々だから、学校の教科書だけではだめってね。」
「ふ~ん、そういえば権じい学園の子ども達は色んな事をしてるな。
自分達の畑もあるし、えーとビオトープて言うんだっけ、休耕田を水生生物観察用の池と流れを組み合わせたおしゃれな公園に変えたりとか。
農学部の学生とかも手伝って、年長の子が小さい子の面倒をみながら作業してたよ。
大変な作業もあったみたいけど、皆楽しそうにやってたな。」
「そんな経験を通して教科書では得られないことを身に付けていくということかしら…。
そう言えばビオトープの周りって何時もきれいって言うか、だんだんきれいになってきてない?」
「はは、ビオトープの中は勝手に手を加える訳にはいかないけど、周りならきれいにしても良いだろ。」
「あ~、孝雄がやってたのか。」
「それがね、最初はこっそりやってたんだよ、でも、それを子ども達に見られてしまってな。」
「うん。」
「子ども達が、ぼく達もやろうって言い始めてね、誰が強制した訳でもない、お願いした訳でもないのに手伝ってくれるようになったのさ。
それが、子ども達の間に広がってね、今では権じい学園生徒会に権じい村改造担当役員までできて…。
学園の生徒達、村の人達や大学生達も巻き込んで、自分達の村をもっと綺麗な暖かい村にするんだって感じになってきてるんだよ。」
「へ~、知らなかった。」
「基本構想が出来たらアンケート調査をするそうでね。」
「ふ~ん、本格的なのね。」
「ああ、彼等なりの権じいの村プロジェクト、スタートという感じかな。
生徒会役員の子が言ってたよ。
このプロジェクトによって、大人も子どもも関係なく、自分達の手で自分達の住む村をより良いものに変えていく、そんなモデルケースにしたい、これこそが慶次さんの描いている夢そのものだと思うからって。」
「すごい、慶次さんの思いはしっかり子ども達へ届いているのね。」
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変革-8 [権じいの村-12]

「市長、そろそろ…。」
「はい。
こんにちは、時間になりましたので始めさせていただきます。
今日は当市の建設業関係の方々にお集まりいただきました。
皆さんお忙しい中、有難うございます。
さて先日、白川総理から、協力要請がありまして…。」
「慶次さんで良いよ! 高柳さん。」
「はは、そうですね、慶次さんからは、入札制度を変える実験をして欲しいとの要請です。」
「おっ、俺達に関係する実験かっ?」
「はい、大きな柱は三つです。
一つ目は、市が発注する土木工事、建築工事の受注業者を話し合いで決めること。」
「二つ目は、市の建築部から、皆さんの下請け業者に工事代金を直接払う形にするという試み。
これは全体でなく、試験的に幾つかの工事で実施してみるという感じです。
三つ目は、市営の建設会社設立。
小規模な会社で実験的な会社運営を試してみることが目的です。」

「話し合いで決めるって談合じゃないのか?」
「そう、談合ですね、但し総理大臣お墨付きの談合ですが。
法律も特別なのを通すそうですから、警察のご厄介になることは有りません。
この実験のキーワードは、適正な金額、ということになります。
公的な資金を使って工事を行う訳ですから、少しでも安くという考えがあっての入札制度だったかもしれません。
しかし、今までに多くの不正が行われてきたことも事実です。
それをなくすためのキーワードは情報公開です。

三つの実験的取り組みとなりますので、それぞれ担当者から説明させていただきます。
では初めは斉藤くんだね。」
「はい、よろしくお願いします。
今回は簡単にポイントだけ説明させていただきます。
例として、市で橋をかけることが決定したとします。
となると、設計、施工をして下さる会社の募集となりますね。
これは特に今までと変わりはありません。
応募の時には今までの実績、会社の状況などを報告していただきます。
この段階で調査をさせていただいて、適切でないと判断された会社の方は談合に参加できません。
もちろん普通に真面目に経営されてる会社を切ることは有りませんのでご安心下さい。
今までのデータも残っていますが、これを機にデータの再確認とさせていただきます。
それを元に今後は特殊な作業に関しては直接依頼ということも有ります。
もちろん公募によらないこの様な依頼は、その内容をここにお集まりの皆さん中心に積極的に情報公開していく予定です。
この報告は二度目からは簡略化していただいて構いません。
一度目の報告と変わりがなければ、前回提出書類のまま、といった記述のみで構いません。
また今後受注いただいた工事に関しては、こちらで実績として追加していきますので、特に報告して頂く必要はありません。
ただ…、資金繰りが悪化してる、作業中に事故を起してしまった、従業員が問題行動を起した、といった場合は積極的に報告していただきたいです。
ペナルティーを課すということではなく、市としてサポートしていきたいからです。
さて、談合の日に集まって下さった方々には計画の概要と費用の提示をさせていただきます。
設計に関しては、今までの例から適正な金額に近いものが提示出来ると思っています。
施工を請け負って頂く企業の方々にも金額の提示をさせて頂きますが、安すぎるとか、もう少し安くても大丈夫といった声を聞かせて頂きたいと思っています。
金額が決まった段階で受注したいという企業同士話し合いを行って頂きます。
今回は譲るから次回は、とか作業を分割して共同でとか…。」
「はは、思いっきり談合だな。」
「でも、入札の無駄は減るんじゃないか。」
「もし話しがまとまらなかったら?」
「くじで決めていただく予定ですが、地元優先という形にもしたいです。
完成した橋を自分が使うことになると思ったらいい加減な仕事は出来ませんし、完成したらこの橋は自分が設計したとか、自分かけたとか、近所の人達にも伝えて欲しいのです。
どこの誰が作った橋なのか知らないで利用するのと、知って利用するのとでは大きな違いがあります。
橋への愛着とかですね。」
「譲ってばかりだったら、おまんまの食い上げだな。」
「その心配は当分ないと思います。
わが市の財政状況はずいぶん改善されていまして、景気対策も兼ねて工事の数も増える予定です。
国関連の施設も建設計画が進みつつあるようですから、市内の会社だけでは足りなくなると思います。
極力、中小企業さんにお願いするよう白川総理からの指示も来ていますから、周辺市町村、県内の企業という形で工事をお願いしていくことになると思います。
ここでお願いしておきたいことは、受注した仕事を別の企業に丸投げしないで欲しいということです。
ここにお集まりの皆さんは、白川総理や高柳市長の方向性をご理解いただいてる方ばかりだと思いますので言うまでもないことだとは思いますが。」
「俺も、新党宇宙の党員だからな。」
「はは、ここにいる皆…、党員じゃない奴の方が少ないんじゃないのか。」
「そうかも知れませんね、でも党員でなくても談合に参加できますから、ご安心下さい。
後、実際の工事等で実際にかかった費用の検証もさせていただきます。
単なる企業努力で安く出来たというのなら問題は有りませんが、原料等の納入業者に無理な値引きをさせた、人件費を無理に抑えた、といったことはNGです。」
「ったりめ~だ、そんな奴いたら俺がぶん殴ってやる。」
「ははは。」
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変革-9 [権じいの村-12]

「おっ、吉川、そのブルゾンいいな、新商品なのか?」
「ああ、デザインが気に入ってさ、思い切って買っちゃったよ。
なんせデザイン賞ものだからな。
流行る前に着てた方がかっこいいだろ。」
「はは、そうか、ちょっとしたこだわりってことかよ。」
「まあな…、でも前の自分だったら絶対買えなかった値段を思うとさ、ここの新党宇宙のロゴ、俺にとってはめちゃくちゃ大切なものなんだ…。
加藤…、俺、まだ夢を見ているような気分だよ。」
「何が?」
「国営企業で正規採用してもらえて安定した収入のある生活してるなんてさ。」
「はは、実は夢なんだよ。」
「そ、そうか…? はは、ほっぺをつねると、ちゃんと痛みを感じるぞ。」
「それも夢さ…、な~んてな。
確かに…、俺達、日雇派遣だった頃は安定した収入なんて考えられなかったもんな。
今と同じように真面目に仕事してたのにさ。」
「うん、加藤が誘ってくれなかったら俺…、頭悪いからさ…。」
「吉川は真面目じゃん、だから雇ってもらえたんだよ。」
「でもさ、前は民営化民営化って偉い人たち言ってなかったか?」
「たしかに前政権ではそうだったな、でも、俺は頭に来てたんだ、民営化ということは企業努力をしろと、そして企業努力とは人件費を抑えることだと考える奴らばかりだったからな。
結果、正規雇用の場が減ることになる。
なぜか正規雇用の場が減る政策を、この国の国民は支持してたんだ。」
「じゃあ、なぜ今、俺達の国営企業が…、今、規模を拡大してるって聞いたけど。」
「うん、それは慶次さんのお考えなんだ。
行き過ぎた競争社会の被害者を国営企業で支えようとね。
できれば利益も上げて、それを社会福祉の充実に使いたいとも。」
「そう言えば儲かってんだよな、うち。」
「ああ、ヒット商品が多いからな。
新党宇宙関連グッズなんか、ばか売れだぞ。
吉川と同じように、新党宇宙のロゴを大切に思ってる人は少なくないし…、そうだよな、そのロゴの入った服を着ている人、党のバッジを着けてる人を見ると、全然知らない人でも、慶次さんのお考えを支持してる仲間なんだって思える、つい、お早うございますって自然に交わしてるからな。」
「はは、そんな挨拶から付き合い始めたと言ってた治美さんとはどうなんだい?」
「決めたよ。」
「えっ?」
「春に式をあげるよ。」
「そうか、おめでとう。」
「ふふ、これからは吉川とは給料にどんどん差がついていくぞ。」
「どうして?」
「結婚したら治美は仕事の時間を減らすことにしたんだ。
それと同時に俺の給料が上がる、まぁ扶養手当ってことだ。
そして、子どもが出来たらさらに扶養手当が増えるということさ。」
「そうか、そりゃ子育てとか大変だろうからな。」
「同じ仕事をしていても給料に差が出来るということは、この国の将来を支える子ども達を育てる、という仕事もしてるという意味合いがあるのさ。
日雇派遣だった頃には、自分の子を育てる、なんて考えてもいなかったからな。」
「そうか…、なあ…、加藤、俺、好きな人が出来たんだけどさ…。」
「えっ。」
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変革-10 [権じいの村-12]

「少しずつで良いから、自分達の国を自分達の手で良くして行こう…、だったよな…。」
「どうした? 高田。」
「いや、慶次さんが総理になられてからさ、劇的な変化があった訳じゃないけど、何となく良くなってきてる気がしてさ。」
「はは、確実に良くなったさ。
慶次さんは色々な政策だけでなく、人の心に訴えるという形で、この国を良くしようとされてきたからな。
その効果は確実に出てきてると思うぞ。」
「そう思うか?」
「はは、俺もこの国を良くした一人だからな。」
「えっ?」
「慶次さんが総理になられた頃な、俺も慶次さんのお話しを聞いて思ったんだ。
確かに大きなことは俺には出来ないけど、小さなことなら出来るかもってさ。
で、仕事の途中にある古びたマンションの床に散らばるチラシを片付けたんだ。
何時行っても床にチラシが散乱してて、行くと憂鬱な気分に…、そうだな隣に住む人のことさえ知らない、自分さえ良ければ良いってことの象徴みたいでさ。」
「うん。」
「片付けはすぐ済んだけどな、そこの住人に見られて声を掛けられてしまった。
意図してなかったことだけど、ほんとは自分達がやらなければって言葉をいただいたよ。」
「そうか、そこの住人も気には掛けてたんだ。」
「でも、片付けなかった…、その背景には、面倒で自分のやることじゃないといった心理があったのかもな。
まあ、その結果か、その後、そのマンションの床にチラシが散乱ということはなくなった訳だ。」
「へ~。」
「そして俺はそこへ行って憂鬱な気分になることがなくなったし、たぶん、そこの住人にも何がしかの良い心理的効果があったと思うんだ。
チラシが散乱の自宅へ帰るのと、そうじゃないのとでは気分も違うだろ。
小さいことだけどな。」
「でも、その小さなことの積み重ねが、ってことか…。」
「この国に住む一人一人が小さなことでも、この国のためと思ってやれば、もっと住みやすい国になる。
誰に強制されるでもなく自発的ならね。」

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