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岩崎高校生会議-31 [高校生会議-20]

忍が担当している事の一つに研究所や大学を越えた共同研究が有る。

「忍、共同研究は進んでいるの?」
「はい、遥香さま、分野によって、また研究室によって成果は様々ですが、他大学の優秀な研究者の発想に触れる事で大きな刺激を受けるといった効果も出ています。
勿論、無駄を大きく減らせて…、色々な角度から色々な視点で見ている為、見落としに早く気付ける事が最大の利点です。
それと、教育的な側面も有ります。
アメリカの研究室が先生役になって、他国の研究室を指導という取り組みも始まりました。
自国内でトップの大学では有っても、アメリカのトップクラスと比べたらかなり見劣りする大学は少なく有りません。
この取り組みに協力的なアメリカの教授は、遥香システムがなかったら考えられないレベルで研究活動が進んでいる。
自分達の研究成果を上げる事は勿論重要な事だが、この分野の研究が世界的に底上げされる意味は大きい、と話しておられました。」
「良い取り組みだわ、システムを活かして下さっているのね。
留学出来ない人にとっては夢の様な事かも知れないわ。」
「はい、共同研究に関連して、日本国内で進めて来た、公開して問題のない情報は極力開示して行くという姿勢も少しずつ海外へ広げています。
軍事技術、権利関係などの問題が有りますから慎重にですが。」
「利害が絡んで共同研究のマッチングが出来ない事はないの?」
「結構多いです、結果、今はまだ、共同研究の九割以上が岩崎関係の研究所や岩崎学園大学だけになっています。」
「小規模な取り組みが多いのね、規模が大きくなっているのは?」
「海中都市建設に対する取り組みは、複数の分野にまたがっていますので参加している研究室も研究者も多いです。
大きな水圧に耐える構造研究などのハード面だけでなく、ずっと海中で暮らした場合の健康や精神面に与える影響といった研究や、人の組織作りなどかなり広い分野の研究が、一つのシステム上で互いに確認し合える形で進められています。
世界中の研究室からの参加が有って、組織構築に苦労したそうですが。
参加受け入れが決まってから遥香システムの講習というパターンも有ったそうです。」
「高校生会議が頑張って講習をしてくれていると言っても、始まって間が無いエリアが有るものね。」
「はい、でも、これからは高校や大学で教えて貰う様に働きかけています。
学校のローカルサーバーでトレーニングすれば、そのまま学習効率が上がり成績アップに繋がると、
日本国内での取り組みから、岩崎学園大学の研究で証明されていますので。」
「そうなって来るとシステム関連で雇用の機会を増やせるわね。」
「はい、すでに世界中の岩崎高校生会議支部と協同で、遥香システム管理者育成を行っています。
かなりの人数ですが、今の勢いで有れば、全員遥香コーポレーションで雇っても足りないぐらいです。」
「質が落ちる様な事はないの?」
「はい、皆さん真面目です、女神さまを怒らせるとどんな不幸が待っているか分かりませんし、遥香さまのお写真は単なるお守りではなく、自身が誓った事を思い出させてくれる大切なアイテムだそうです。」
「う~ん、私が考えてたボーダーレス教と違って来てる…。」
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