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九月-08 [高校生会議-07]

静香が実績を上げてくれた事で高校生社員の可能性を社員達も考える様になった。
そこで、うちへの就職がほぼ決まった実習生対象に、バイト実習生から高校生社員へのステップアップを可能にした。
就職内定の四人全員が応じてくれて…。

「もう聞いていると思いますが高校生社員になっても、自分の都合に合わせて働くという事に変わりは有りません。
違いの一つは、まずファミレスのバイト実習生としてファミレスから給料が出ていたのが、同じ仕事をしていても遥香コーポレーションからの給料となり、ささやかですが昇給する事。
もう一つは遥香システムへのアクセスが可能になるという事です。」
「遥香さま、システムは難しいのですか?」
「何を担当するか、どう使うかによって難易度は変わります。
まずは、ファミレス関連で使ってみて慣れて下さい、静香達が構築したワークシートを、まずは皆さんと静香を含めた五人で更新して貰います、実際に使って慣れて下さい。
使い方が分かって来たら個人でワークシートを作成したり、閲覧可能なワークシートを見るのも良いでしょう。
閲覧中に気付いた事が有ったら静香の個人シートにアクセスして意見交換、使い方は担当社員が教えますが、しばらくは静香を上司だと思って下さい。
ただ、静香は色々な仕事を抱えています、四人の中から次のリーダーを選び、彼女にはファミレスのワークシート更新から離れて貰います、出来ればリーダーを目指して競い合って下さい。
四人とも上を目指して下さる方と伺っています。
静香には実験的に高校生社員となって貰いましたが、皆さんの実績次第でこれから徐々に増やして行こうと考えています。
ワークシートの更新状況から判断して、後輩の指導をお願いする事も有ると理解して下さい。」
「やはり、高校卒業後から研修を始めるより効率が良いとのお考えですか。」
「はい、でも単純な前倒しと言う事だけでなく、正式入社後の部署を決める参考にさせて頂きます。
また、皆さんが王国内転籍を希望された場合、遥香システムは王国標準になっていきますので、慣れておいて損は有りません。」
「遥香さまの下で働きたくて頑張ったのですから、システムにも頑張って慣れるようにします。」
「はい期待しています、開発チーム遥香姫として私がアクセスする事も有りますからね。」
「随分お忙しそうですが大丈夫ですか?」
「優秀な部下が揃っています、のんびり高校へ通いながらという計画は、親馬鹿全開のお父さまに却下されましたが、それでも余裕は有るのですよ。
そうだ、来月から大学へ行きまので大学生を紹介します、大学生とも交流すれば視野が広がると思います。
う~ん…、そうね…、皆さんの練習として真面目な出会い系を作る様に指示しておきます、既婚者にはアスセス権を与えずに、細かい事は相談して決めて下さい…。
条件に応じて閲覧出来る形で…、システムを利用している全社で使える様に構築しましょう。
うちは社内恋愛を推奨していますからね。」
「えっ、何社ぐらいになるのですか?」
「今は絶賛拡大中、そうね年内に二十社ぐらいは普通に使える様になるかしら、会社によって調整が必要なの、メインシステムは同じですが。
来年は一気に拡大させます、維持管理は遥香コーポレーション、遥香システム管理部が受け持つ、うちの重要な収入源なの。」
「そんな部門が有るなんて知りませんでした。」
「システム販売部、システム開発部も有るのよ。
そうね、そのまま王国内の合コンやお見合いを企画する部署を作りましょうか。」
「簡単に出来るものなのですか?」
「無理かしら?」
「部署によっては男女比のバランスが悪かったり、性格的に後押しを必要とする人もいます。
私は需要も有り、企画そのものが楽しければ事業として成り立つと思います。」
「では、聡美さんはその部署の企画を練って下さい。
担当社員にもその旨、伝えておきますからね。
有る程度形が出来た段階で公開します。
そこから社員がどう対応するか体験して下さい。」
「は、はい、全力で頑張ります。」
「聡美さん、それはだめなの、全力でやろうとして他がおろそかになって欲しくないわ、ファミレスのシフトから外れても良いですが、自分の労働計画を担当社員と相談して決めて、時間外労働をしない様に気を付けて下さい。」
「はい。」
「遥香さまの下で働くって、こういう感じなのですね、私も頑張ります、勉強も疎かにしない様に気を付けて。」
「お願いします、高校生社員の可能性には期待の声と不安の声が届いています。
でも高校生会議での研修、ファミレスでの実習を経験して来た皆さんなら大丈夫だと思っていますし、人事担当の推薦が有って採用させて頂く訳で、期待の声の方がうんと多いですからね。」
「そうなるとファミレスは聡美を抜いた三人でという事ですね。」
「どうかしら、聡美さんがシステムを理解したら分かりませんよ、担当者は教えるのが上手ですから。
仕事ではライバルになって、でも普段は仲良くして下さいね、あっ、恋のライバルになる可能性は有るのかしら。」
「聡美は彼氏いるけど私達は…。」
「あ~、私も恋のライバルになりたいな~。」
「それはだめです、遥香さまと釣り合う様な男性は身近にいません。」
「皆さんそう仰るのよ…、私は一生独身なのかしら。」
「いえ、いつか王子様が現れますよ。」
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