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岩崎高校生会議-39 [高校生会議-20]

今回の旅行は今までの活動を総括し、これからの活動に繋げて行くものだ。
各国の要人との交渉、宗教関係者との対話はスムーズに進んだ。
私は黙って座っているだけだったが、かなりの譲歩を引き出せたのは、女神さまパワーのお陰だと言うスタッフは少なくない。
聡美が心配していたテロは実際に起こりかけた。
私の暗殺を目指して準備していたグループ…。
彼等は指導者から、テロを成功させれば安らかな死後の世界が約束されると言い聞かされていた。
だが、私の姿をパレードで見て自分達の指導者が信じられなくなったという。
女神さまに危害を加えたら、自分達の安らかな死後が無くなると感じたそうだ。
警察に自ら出頭し亡命を希望した後、テロリストサイドから見た警備のポイントを教えてくれたという。

「聡美、私には護衛、必要ないのかもね。」
「それはだめです、多くの人に取り囲まれたら危険ですし…。
立っているだけで犯罪を未然に防いだ遥香さまのお力ですが、他の凶悪犯にも通用するかどうか分かりません。」
「凶悪犯か…、スケジュール調整して刑務所へ行ってみない?」
「刑務所ですか…、そうですね…、少し確認してみます。」

聡美は、刑務所の視察を日程に組み込んだ。
刑務所までの道は所々で車をゆっくり走らせ、沿道の人に姿を見せる、情報は流して有るのでポイントごとで多くの人が集まってくれた。
この様な時はどこの国でも、遥香姫親衛隊の制服を身にまとった若者達が人の整理をしてくれる。
全員岩崎高校生会議のメンバーだ
沿道の人達は、ボーダーレス教団の教団服を身に纏う人が増えているが、そんな中でプリンセス遥香ブランドのドレス姿も目立っていて、遥香コーポレーションの売り上げが半端なく伸びている事を実感出来る。
刑務所でも人々の反応はパレードやライブの時と同じだった。
ただ、訪問翌日から岩崎高校生会議のスタッフが囚人達に聞き取り調査をした結果は…。

「遥香さま、刑務所での聞き取り調査の報告が有りました。」
「どんな感じ?」
「遥香さまを目にしての感想を聞く筈が、ほぼ彼等の懺悔となり、未解決事件の犯人だと告白した人が多数、女神様に許されるにはどうすれば良いのかと多くの人に聞かれたそうで、改めて遥香さまのお力が確認出来た形です。」
「これから真面目に生きてくれるのなら、私には許す事しか出来ないけど、出所出来る人の社会復帰は手伝えないかしら。」
「では、その様に。」

岩崎は日本国内で刑期を終え出所した人の社会復帰プログラムを進めている。
国情が違うので問題も有ろうが、この国の岩崎高校生会議スタッフは優秀、何とかしてくれると思う。
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